くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「もっと声に出して笑える日本語」立川談四楼

2014-03-07 20:16:31 | 言語
 買ったのはかれこれ数年前。でも、このたびやっと読みました。図書室に置き去りにしていたんですよ。結構トリビアルな内容でおもしろかった。
 先月、義両親が結婚五十年の節目を迎えたのです。わたしと夫はやっと十数年。年ごとに「○婚式」があったはずだけど、何を見れば分かるのか。
 ありましたよ。紙からダイヤモンドまで。ある程度の時期を過ぎると、五年ごとになるのですね。錫とか革とか鉄とか、いろんなものがある。レース婚式もあるんです。
 それから、「米寿」「卒寿」「白寿」の次、百八歳は「茶寿」だそうです。百十一歳は「皇寿」。すごいですね。
 若者言葉も槍玉に上げられます。普段から目を向けているからこそでしょうね。
 様々な言い間違い。「あわよくば予選落ちです」には笑ってしまいました。間違いではないけど、「波の高さは並みの高さではありません」も、音声だけでは伝わりにくいですよね。
 杉村泰蔵の話題もありました。三連休で政治の本を読んで勉強したというので、記者団が何冊読んだのか尋ねます。「……一冊です」
 で、タイトルを聞かれて、「……プライベートなことですので」
 この頃は、よもや議員を辞めるとか「珍百景」のレギュラーになるとか、考えてなかったのでしょうね。新幹線でグリーン車だと喜んでらっしゃいます。
 有名人ネタも結構あるんですが。
 今人気の古田新太さん。忙しい中お世話になった方の通夜へ。喪服は間に合わないので、派手な上着を脱いでいったそうです。しかし、なんだか視線が厳しい。ふと見ると、着ていたTシャツに「GO TO HELL」と書いてあったとか……。
 感銘を受けたのは、イチロー選手の「小さなことの積み重ねでしか大きなことはできないんだと、実感しました」
 新記録達成のときの一言だそうです。
 「声に出して笑える日本語」がヒットしたために、光文社知恵の森文庫から書き下ろしで出版。「もっと声に出して笑える日本語」立川談四楼です。次は「もっと」がついていない方も、読もうと思って図書室から持ってきました。

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