くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「昭和史の10大事件」半藤一利・宮部みゆき

2016-03-07 05:46:24 | 歴史・地理・伝記
 学校図書館の仕事をしていると、カタログやパンフレットが送られてきます。中でも好きなのが、YA紹介のブックガイド。
 それで取り上げられていたことから、図書館で借りました。半藤一利・宮部みゆき「昭和史の10大事件」(東京書籍)。
 宮部さんが、昭和の歴史に残ると思う事件について半藤さんと対談する。おもしろそうでしょう? 
 お二人でまずそれぞれ候補をあげて検討していくのですが、昭和という六十余年はかなり時代のうつりかわりがあったのだなと実感しました。
 第二次世界大戦(対談では「大政翼賛会と三国同盟」「東京裁判と戦後改革」「憲法九条」とかなりページが割かれています)はもちろんですか、二・二六事件とか金閣寺の焼失とか公害問題とか安保とか、幅が広い。ラストは宮崎勤事件です。

 半藤さんは、各問題として「第五福竜丸」をあげますか、宮部さんは「ゴジラ」。リンクしつつ、視点が多角的になるのがおもしろいと半藤さんが書いていました。
 わたしは昭和の後半にさしかかった世代なので、話題に上った事件はある程度知っています。リアルタイムもあれば、聞いたものもある。そして、教科書に載ったものを読んで「知識」としておさえているものもあるわけです。
 近現代の授業は難しいイメージがあります。(自分が教えられなかったからでしょうか。当時は明治くらいで3月が終わりましたね)
 世相を伝えていくのは大事だと思いました。

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