今年のベストです。
1 「宮部みゆき 全一冊」
30年記念本。わたしは宮部さんの対談が大好きなので、読みごたえがあって嬉しい。「この世の春」の挿絵や、新潮文庫の表紙カバーイラストコレクション、短編、エッセイなど盛りだくさん。少しずつ読んでいるのでまだ完読していません。
今年は「あやかし草子」も良かった。
2 「BOOK BAR」杏&大倉眞一郎
自分の読んだことがある本を、お二人がどう読んだのか気になります。ブックリストを読むと、「えっ、この本を大倉さんがセレクト?」とか「杏さん、あんなに多忙なのにすごい読んでるよね」とかいろいろ考えます。自分のがほしい。
3 「すずしろ日記」山口晃
今年は山口さんに夢中でした。画集も買っちゃった。まんがエッセイの味が独特で、「かみさん」とのやりとりが楽しい。
4 「烏百花」阿部智里
どの作品もすごく良かった。もう、泣きました。コミカライズ、別冊付きのを買いましたよ。阿部さんが、このシリーズを大事にしているのを感じました。
5 「面白い本」成毛眞
成毛さんはノンフィクションものの中枢をピックアップして紹介してくださるので、つい引き込まれてしまいます。語り口もいい。山口さんを読もうと思ったのも、これがきっかけ。「続」も買いました。
6 「後宮の烏」白川紺子
オリエンタルファンタジーの傑作。装丁もストーリーも素晴らしい。続きも早く読みたい。そして、みんなに読んでいただきたい。
7 「2.43 春高編」壁井ユカコ
バレーが好きだなーとしみじみ感じる一冊。作中の時間はそれほど経過しませんが、登場人物たちの成長を感じます。特にチカ。信じられる人がいるって、いいな。
8 「ちどり亭にようこそ」十三湊
四巻で完結しました。京都を舞台に、お弁当屋さんを営む花柚さんの物語。一途さがいいよねぇ。
9 「サトコとナダ」ユペチカ
異文化について、わたしたちは気づかないことが多いのではないかと考えさせられます。日本人のサトコと、イスラムの女の子ナダとの生活。四巻をつい先ほど読み終わって、ますますいいなーと思いました。
10 「五日市憲法」新井勝紘
千葉卓三郎を探しあてるドラマチックな文献研究。
新井先生はたくさん著作があるイメージでしたが、深沢家の蔵から始まるこの出来事を一冊にまとめたのはこれが初めてと知り、驚きました。発見当事者としての重みを感じます。
番外編。
似鳥鶏「十年鶏」。似鳥さんの作家業十年を記念した小冊子です。ほしくてほしくて、昨年出た著作全部買いました。
各シリーズの設定を生かしたショートストーリーとか作家さんのコメントとかが載っています。
わたしは「戦力外捜査官」の捜査手帳が好き。
写真もちょこちょこ載っていますが、やはり長身ですよね。実際なんセンチなのでしょうか。
そして、今年最もインパクトがあったのは、コンチャ・ロペス=ナルバエス「太陽と月の大地」……。
読書感想文の課題図書でした。スペイングラナダで、宗教戦争の中展開する悲劇。すごく読みにくかった!
ところが、あとがきに「二人の悲恋の物語、いかがでしたか」とか書いてあって愕然。
悲恋……? そんなこと一ミリも思わなかったのですが、読解力が足りなかったのでしょうか?
1 「宮部みゆき 全一冊」
30年記念本。わたしは宮部さんの対談が大好きなので、読みごたえがあって嬉しい。「この世の春」の挿絵や、新潮文庫の表紙カバーイラストコレクション、短編、エッセイなど盛りだくさん。少しずつ読んでいるのでまだ完読していません。
今年は「あやかし草子」も良かった。
2 「BOOK BAR」杏&大倉眞一郎
自分の読んだことがある本を、お二人がどう読んだのか気になります。ブックリストを読むと、「えっ、この本を大倉さんがセレクト?」とか「杏さん、あんなに多忙なのにすごい読んでるよね」とかいろいろ考えます。自分のがほしい。
3 「すずしろ日記」山口晃
今年は山口さんに夢中でした。画集も買っちゃった。まんがエッセイの味が独特で、「かみさん」とのやりとりが楽しい。
4 「烏百花」阿部智里
どの作品もすごく良かった。もう、泣きました。コミカライズ、別冊付きのを買いましたよ。阿部さんが、このシリーズを大事にしているのを感じました。
5 「面白い本」成毛眞
成毛さんはノンフィクションものの中枢をピックアップして紹介してくださるので、つい引き込まれてしまいます。語り口もいい。山口さんを読もうと思ったのも、これがきっかけ。「続」も買いました。
6 「後宮の烏」白川紺子
オリエンタルファンタジーの傑作。装丁もストーリーも素晴らしい。続きも早く読みたい。そして、みんなに読んでいただきたい。
7 「2.43 春高編」壁井ユカコ
バレーが好きだなーとしみじみ感じる一冊。作中の時間はそれほど経過しませんが、登場人物たちの成長を感じます。特にチカ。信じられる人がいるって、いいな。
8 「ちどり亭にようこそ」十三湊
四巻で完結しました。京都を舞台に、お弁当屋さんを営む花柚さんの物語。一途さがいいよねぇ。
9 「サトコとナダ」ユペチカ
異文化について、わたしたちは気づかないことが多いのではないかと考えさせられます。日本人のサトコと、イスラムの女の子ナダとの生活。四巻をつい先ほど読み終わって、ますますいいなーと思いました。
10 「五日市憲法」新井勝紘
千葉卓三郎を探しあてるドラマチックな文献研究。
新井先生はたくさん著作があるイメージでしたが、深沢家の蔵から始まるこの出来事を一冊にまとめたのはこれが初めてと知り、驚きました。発見当事者としての重みを感じます。
番外編。
似鳥鶏「十年鶏」。似鳥さんの作家業十年を記念した小冊子です。ほしくてほしくて、昨年出た著作全部買いました。
各シリーズの設定を生かしたショートストーリーとか作家さんのコメントとかが載っています。
わたしは「戦力外捜査官」の捜査手帳が好き。
写真もちょこちょこ載っていますが、やはり長身ですよね。実際なんセンチなのでしょうか。
そして、今年最もインパクトがあったのは、コンチャ・ロペス=ナルバエス「太陽と月の大地」……。
読書感想文の課題図書でした。スペイングラナダで、宗教戦争の中展開する悲劇。すごく読みにくかった!
ところが、あとがきに「二人の悲恋の物語、いかがでしたか」とか書いてあって愕然。
悲恋……? そんなこと一ミリも思わなかったのですが、読解力が足りなかったのでしょうか?