山本弘といえば、「トンデモ本」。
そういうイメージが強くて、小説自体は初読みです。「翼を持つ少女 BISビブリオバトル部」(東京創元社)。
ビブリオバトルでSF?!(山本さんがSF作家であることくらいはわかっているので)
と思ったら、主人公の片方伏木空がすごいSF好きなのでした。内容的には学園小説ですが、空がなんとか同級生の武人にSFを読ませたい! と思うことも小説の大きな流れです。
武人の家は造り酒屋で、亡くなった祖父の遺した書庫がある。そこにはSF作品がずらりとそろい……。空にとってはまさに垂涎の的。毎週本を借りにくるのです。
武人自身は、兄の影響でノンフィクションしか読みません。空のことも、どちらかといえばSFの話ばかりされるのに閉口していたのです。
そんな二人の交互視点で物語は進みます。だんだん距離が縮まってくるのが楽しい。
そして、なんといっても部員たちのビブリオバトルぶりがおもしろい! わたしなら武人が選んだ本(ザビーネ・キューグラー「ジャングルの子」)に投票するなー、とか。一本木蛮懐かしい!(でもこのまんがは知らない)とか「クウガ」、見てないけど気になるなーとか、松永和紀「メディア・バイアス」なる本を出していたのね! とか、「バーナード嬢」の一巻を実は探しているんだけど見つからないんだよねとかそういうことを一緒になっておしゃべりしている感覚で読んでいました。
自分でもビブリオバトルやってみたいなあ、と思わされますよねぇ。わたし、ガイドブック持っているのですが、まだ授業に取り入れたことはないんです。
山本さん、「トンデモ本」を紹介されているくらいですから、もともとブックトークはお好きなんでしょうね。
それから、若い世代にSFがなかなか定着しないことを嘆いてらっしゃいますが、それはなんかわかる気がします。わたしも、ブログのカテゴリーに「SF」って設定していないですよね……。
前半読んだ段階で、早くも続編が読みたくなりました。わたしは個人的には他校の加治木くんが素敵だと思いました。ジョン・ハンター「小学四年生の『世界平和』」も読みたい!(翻訳が苦手なわたしにしては二作も読みたくなるなんて珍しいですよ)
そういうイメージが強くて、小説自体は初読みです。「翼を持つ少女 BISビブリオバトル部」(東京創元社)。
ビブリオバトルでSF?!(山本さんがSF作家であることくらいはわかっているので)
と思ったら、主人公の片方伏木空がすごいSF好きなのでした。内容的には学園小説ですが、空がなんとか同級生の武人にSFを読ませたい! と思うことも小説の大きな流れです。
武人の家は造り酒屋で、亡くなった祖父の遺した書庫がある。そこにはSF作品がずらりとそろい……。空にとってはまさに垂涎の的。毎週本を借りにくるのです。
武人自身は、兄の影響でノンフィクションしか読みません。空のことも、どちらかといえばSFの話ばかりされるのに閉口していたのです。
そんな二人の交互視点で物語は進みます。だんだん距離が縮まってくるのが楽しい。
そして、なんといっても部員たちのビブリオバトルぶりがおもしろい! わたしなら武人が選んだ本(ザビーネ・キューグラー「ジャングルの子」)に投票するなー、とか。一本木蛮懐かしい!(でもこのまんがは知らない)とか「クウガ」、見てないけど気になるなーとか、松永和紀「メディア・バイアス」なる本を出していたのね! とか、「バーナード嬢」の一巻を実は探しているんだけど見つからないんだよねとかそういうことを一緒になっておしゃべりしている感覚で読んでいました。
自分でもビブリオバトルやってみたいなあ、と思わされますよねぇ。わたし、ガイドブック持っているのですが、まだ授業に取り入れたことはないんです。
山本さん、「トンデモ本」を紹介されているくらいですから、もともとブックトークはお好きなんでしょうね。
それから、若い世代にSFがなかなか定着しないことを嘆いてらっしゃいますが、それはなんかわかる気がします。わたしも、ブログのカテゴリーに「SF」って設定していないですよね……。
前半読んだ段階で、早くも続編が読みたくなりました。わたしは個人的には他校の加治木くんが素敵だと思いました。ジョン・ハンター「小学四年生の『世界平和』」も読みたい!(翻訳が苦手なわたしにしては二作も読みたくなるなんて珍しいですよ)