謹んで大震災のお見舞いを申し上げます。
お亡くなりになられた人々に、哀悼の意を捧げます。
『まだ、まにあうのなら Is It Too Late ? 原発はいらない』は1986年のチェルノブイリ原発事故を、一男一女の母、甘蔗珠恵子(かんしゃたえこ)さんが、その想いを長い手紙風にして書き綴った原発への疑問と不信の警鐘の書。
スリーマイル島の事故を
ソ連は「アメリカの原発はお粗末。ソ連製は世界一」
チェルノブイリ事故を
日本は「ソ連の原発はお粗末。日本製は優秀で安全」
そして今度の福島原発・・
この惨状を誰が、今なんというのであろうか。
甲状腺にはヨウ素131 半減期8日
肺にはプルトニウム239 半減期は2万4千年
骨(白血病)にはストロンチウム90 半減期28年
肝臓はコバルト60 半減期5年
生殖腺(不妊)セシウム137 半減期30年
著者、甘蔗珠恵子さんはふつうの主婦の立場から、健康、生活、子どもたちに対して恐ろしい影響を与える放射能被害に多大な関心を寄せる。
原発に囲まれた状況を「高級な家具、装飾品に囲まれて一見、わたしたちは幸福に満ち足りた生活をしていても、家の周りが燃えている事実に気づきましょう。消し止められるうちに・・」。
地球の破滅に導く原子力は無用、原子力は人類と共存できません、と結ぶ。
この書(長い手紙)を書かれたのは1987年!! 5月
今読んでも少しも古くない、読みやすい本です。
It is too late.
【写真】気仙沼沖で発見された3週間漂流した犬
まだ、まにあうのなら―私の書いたいちばん長い手紙 | |
クリエーター情報なし | |
地湧社 |
本人いわく、東北大学で原子工学を学ぶため入学したのは高度成長の波に乗るためだったと。しかしその後原発の恐ろしさを知り、40年間原発の反対を唱えてきたと。
最初に反対した時は未だ日本に3基しかなかった原発が今や53基、止められなかったことで自分は敗北だと言ってますが・・・・
是非次の2つをご覧ください。長時間のものですが、非常に考えさせられます。
それにしてもこのような研究を教授や助教授にこそさせないが、許している京都大学の立派さもすごいと思います。決して東大では許されないことと思います。
2008年に毎日放送で放映されたのが、
http://video.google.com/videoplay?docid=2967840354475600719&hl=ja#
そして今回の事故後での原発反対を唱えての公演が、
http://www.youtube.com/watch?v=4gFxKiOGSDk
小出先生の頑固さ、いいですね(笑)
湯川秀樹博士も京大リベラルでした。「真理は常に少数派から」の名言が思い出されます。
自分もそろそろ赤ちゃんがほしいと思う頃に、この事件。とても、不安に思います。
takeさんの紹介の動画、拝見しました。
とても、分かり易く原発の恐ろしさがわかりました。
こんな状況で、原発推進の石原都知事の支持が多いとは、、、絶望的でした。
小出先生の、まだ、あきらめていない。
希望があるという言葉には、涙がとまりませんでした。
これからご出産を計画される方や、乳幼児をお育ての親御さんは特に心配の種が増えました。
これからは医学の時代です!!
医学の進歩に希望を見出したいですね。