ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

統計史上125年で最も暑い夏

2023年09月04日 | 研究・書籍
日本列島、どこもかしこも異常な暑さに見舞われている今年の夏の気温です。

「昔からこんなに暑かった?」「昔の夏は、こんなに暑くなかったよ」。お父さんやお母さんが、そんなことをいうのを聞いたことはないでしょうか。
(読売KODOMO新聞)

さらにお爺さん、お婆さんの時代は、うちわと蚊帳(かや)、電気の扇風機がある家はまれ。電気冷蔵庫もありませんでした。氷を専門に扱う「氷屋さん」というお店がありました。

いったいどうなっちゃんたんでしょう、この暑さ。
40年前より平均2℃以上高い?


『夏はなぜ暑いのか』という本を、救いを求める気持ちで読んでみました。佐藤文隆著 2009年 岩波書店

本が出された頃の夏も、日本も世界も猛暑つづきであったようで、いま読んでも気象的背景に違和感はありません。

著者は日本の猛暑などは、かわいいもの。世界ではイラクのバスラで58.8℃、アフリカのリビア57.7℃、米カリフォルニアで56.7℃などと度肝を抜く、と動じない。

空気と太陽光線、空気の加熱、熱の最終処理、温室は温室効果で温まるのではない、蒸し暑い夜に分子遷移を思う・・と論は進む。

とてもついていけなくなりました(笑)

タイトルをもう一度みました。『夏はなぜ暑いのか』

そうか“解決本”や“救済本”の類ではないのだ。「暑さ」のメカニズムを解明している理論的な書でした。



(著者の佐藤文隆先生は1938年生まれ、ご専攻は宇宙物理学、一般相対論)


(敬称略)【木工さんと楽器ヴィオリラの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔


 

小野リサ "Summer Samba" Live at Java Jazz Festival 2007

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« やめるべき!ふるさと納税 | トップ | 新刊「どうせ死ぬんだから」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

研究・書籍」カテゴリの最新記事