ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

『みんなロックで大人になった』

2009年01月25日 | 音楽
BS(NHK衛星)で7回に渡ってロック音楽史『みんなロックで大人になった』が
放映されました。

ピーター・バラカン(DJ)とマーティ・フリードマン(ギタリスト)が進行役。
英国BBC 2007年制作とあり私は初めてみる動画が多かった。解説も面白かった。
まったく余談ですがフリードマンの愛用ケータイは、私と同じ三洋電機製の機種(笑)

ブルースを底流にした黒人音楽が、なぜ英国で受け入れられ発信、発展されたか?
それは1960年頃のアメリカは、まだまだ人種差別の国であったから。黒人音楽が
ストレートには受け入れたのは、英国の労働者階級の青年たちがそれに偏見がな
かったからだった。
「ザ・ローリングストーンズ」「キンクス」「アニマルズ」「クィーン」・・

マイナーレーベルのインディーロックでは、「オアシス」が異星人のような
輝きで登場した。ビートルズのカバー曲などを織り交ぜて30分ステージをようやく
こなし、いつの間にやら“二流”から“一流”に。
インディーズバンドでありながら20万人も聴衆を集める。次第にチケットも高価
に。ファンからは「労働者階級の味方か?」の疑問も噴出。そしてそれを批判する
かのようにさらに過激なバンド「ザ・リバティーンズ」が出てきた。
メンバーに言わせると「オアシスは団地の住人の気持ちを歌ったなら、俺たちは
裏のゴミ箱をあさり今日の日付も思い出せないものの為に歌う」と。
しかしこのバンドもやがては分裂する。。

すでに半世紀になるロック音楽
インディーズに受け継がれていったものも、過去の特質を色濃くベースになっている。
ロックは聴き手を興奮させ、挑みかかるパワーをもつ。
それは若者だけのものではない。遺伝子の一部として世代を超えた。。

ロックシーンの変遷も、政党派などの集団の内部分裂に似たものを感じます。

2回以降中盤はロックが暴力的、麻薬、エログロの方向に流れ見ていて吐き気
を催しました

エリック・クラプトンもエリック・バードン(アニマルズ)も、皆いい年に
なっています。彼らの最新の素顔を見られただけでも貴重な番組でした。
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