ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

退路を断ち、自滅の帝京高校

2006年08月17日 | スポーツ・健康
帝京の監督の采配ミスであったと思う。

きょうの高校野球、智弁和歌山vs帝京戦。8対4で流れは智弁優勢で迎えた9回表、帝京はすでに3人の投手を継ぎこみ、3人目の投手の打順で代打を送った。これはいわゆる「退路を断つ」という絶体絶命の中で起死回生を狙う、という日本人好み?の作戦だ。まさかの8点が入り12対8と逆に4点リードした。しかし投手は使い果たし、内野手や外野手が草野球のように、にわか投手になって応戦したが、制球定まらず自滅、結局最後は四球で押し出しサヨナラの哀れな結果に。。。

会社経営戦略、学園経営、数々の戦いでよく「退路を断つ」という作戦が行われる。5年前、日本の某電機会社が、中国の巨大家電メーカーと、全面提携したとき、「退路を断っての試金石」になるか、と注目を浴びた。結果は目標の10分の1にも届かない事業成果だったという。後先を考えない「退路断ち」は危険な賭けであり玉砕(自滅)することが多い。

「退路を断つ」ような精神だけに留めるべきだ。しかし本当に「断つ」と負ける!!ということを教えてくれた貴重なゲームだった。




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