ポポロ通信舎

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原発震災から8年、懲りない人たち

2019年03月11日 | 原発震災・原発問題

東日本大震災と原発事故で亡くなられた方々に深く哀悼の意を表します。

しかし為政者の皆さん方は懲りない人たちです。原発再稼動さらに増設計画、原発輸出も諦めない、最近では「汚染土の再利用」を画策しています。

堤未果著『日本が売られる』によりますと、「環境省が福島第一原発で出た放射性廃棄物のうち8000ベクレル/kg以下の汚染土を公共工事で再利用することを正式決した」。原発事故前の基準は100ベクレルだったから80倍に引き上げたことになる。8000ベクレルは世界的にもゆるい基準値で、処理に頭を抱える諸外国には、日本に出せば一般ゴミとして扱ってくれるとニンマリ?。これを核のゴミビジネスと位置づけ欧米の企業が鼻をぴくぴくさせている。「環境を守らない環境省」、と問題点を指摘しています。

首相自ら平気で「アンダーコントロール」と言い切る厚顔さ。これって惨事をバラ色に言い換える「現代の大本営発表」そのものですね。

真実を知るには話す人を選ばなくてはなりません。原発問題のことを昔も今も正しく科学的に語っておられるのが元京都大の原子力学者、小出裕章先生です。
昨年の動画で長時間録画ですが、内容は今日にもまったく通用するもの。たとえ10分でも20分でもお聴きいただければ幸いです。今も進行中の深刻な原発震災の有様の一端がご理解いただけるかと思います。

 

日本が売られる (幻冬舎新書)
堤未果 著(国際ジャーナリスト)
幻冬舎

 

小出裕章「3.11から7年 放射能のいま…」2018.1.20

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