
世の中には、老人がたくさんいる。
その老人には、「いい老人」と「悪い老人」に分かれる。
そんな分類をしたのが老人心理学者、鈴木康央氏の『いい老人 悪い老人』(毎日新聞社 2004年発行)。
本書では、「2025年」という年は、未来の区切りとして何回か出てくる。
「2025年には、60歳以上の老人が総人口のほぼ40%以上を占める」
最近では、その「高齢者」も65歳以上に基準が変わってきている。
「2025年までに60歳を迎える老人予備軍にはもっと強く生きなくてはつぶされる、締め出される、食べていけなくなる・・といった危機感があっていいだろう」
今、書が憂いた2025年、ちょうどその年になっている。さて、その予言はいかに?
「反戦老人」の項はおもしろい。
老人層の交代である。安保世代が老人になってデモも難なくやってしまう。
テロの本質は政治活動。それを戦闘行為で対決してはならない。行き違いをあえて選んでいるのが今のアメリカ。まことアングロサクソンは戦争好きだ。日本は加担してはならない、と元全学連闘士老人の弁・・。
20年前は、なだいなださんの老人党も怒りに燃えていた。
さて今日、悪い老人はどうだろう。いい老人には義憤があるが、悪い老人は政治や国際情勢にはほとんど興味を示さない。ひたすら自分の利益のためにせっせと陣地を築く。怒るのは自分の利益が損なわれたときだけ、義憤は感じない。
しかし、この20年でいい老人は増えてきているのではないだろうか。デモに集まる人たちが老人ばかりと揶揄されもするが、悲観することはないだろう。次の世代の老人予備軍に、どう引き渡すかは課題としても義憤にかられた、いい老人たちが変革のモメント(回転量)になるならば・・。
その老人には、「いい老人」と「悪い老人」に分かれる。
そんな分類をしたのが老人心理学者、鈴木康央氏の『いい老人 悪い老人』(毎日新聞社 2004年発行)。
本書では、「2025年」という年は、未来の区切りとして何回か出てくる。
「2025年には、60歳以上の老人が総人口のほぼ40%以上を占める」
最近では、その「高齢者」も65歳以上に基準が変わってきている。
「2025年までに60歳を迎える老人予備軍にはもっと強く生きなくてはつぶされる、締め出される、食べていけなくなる・・といった危機感があっていいだろう」
今、書が憂いた2025年、ちょうどその年になっている。さて、その予言はいかに?
「反戦老人」の項はおもしろい。
老人層の交代である。安保世代が老人になってデモも難なくやってしまう。
テロの本質は政治活動。それを戦闘行為で対決してはならない。行き違いをあえて選んでいるのが今のアメリカ。まことアングロサクソンは戦争好きだ。日本は加担してはならない、と元全学連闘士老人の弁・・。
20年前は、なだいなださんの老人党も怒りに燃えていた。
さて今日、悪い老人はどうだろう。いい老人には義憤があるが、悪い老人は政治や国際情勢にはほとんど興味を示さない。ひたすら自分の利益のためにせっせと陣地を築く。怒るのは自分の利益が損なわれたときだけ、義憤は感じない。
しかし、この20年でいい老人は増えてきているのではないだろうか。デモに集まる人たちが老人ばかりと揶揄されもするが、悲観することはないだろう。次の世代の老人予備軍に、どう引き渡すかは課題としても義憤にかられた、いい老人たちが変革のモメント(回転量)になるならば・・。
老人予備軍=“パーソンズ世代“の「7色の義憤」に期待していま~す♪♪
【義憤(ぎふん)】正義・人道の行われないことを憤(いきどお)ること。公憤。
【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔
【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔
Personz パーソンズ 7 COLORS 1989
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