ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

すっきりしない小渕経相辞任

2014年10月23日 | 政治

なぜ、いまこの時期なのか
なぜ、小渕優子議員なのか

ラジオ番組で、あるジャーナリストが小渕辞任は「政争の臭いがする・・。」とつぶやいていましたが、わたしも同じように感じています。

まず気になるのは今回問題の発端が、週刊誌の告発記事から始まっているところからです。所轄の資金関係の官庁からではなかった・・。告発のねらいは・・。

同時期に2人の女性閣僚が引責辞任となったわけですが、松島法相の「うちわ問題」はレベルが低すぎ。法相就任前の配布のことですから、謝れば済むことで、大臣職まで辞任することはないように思えます。今回の辞任劇の政治的本命は小渕経産相辞任の方でしょう。松島法相辞任はその本質をぼかす、そらす効果はあったかもしれません。

「うちわ」でも「カレンダー」でも「後援会」でも厳密に調べれば政治資金収支では、なんらかの形で多くの議員が問題を内包しているのはないでしょうか。もちろん明朗会計、襟を正すことは当然としてもです。これまでの慣習もあると思います。

経産相の役割としては、直近の重要事項としては川内原発再稼働の承認が控えています。小渕優子議員は、原発再稼働には賛成とはしながらも目下、慎重に勉強中で、「経産省幹部は、小渕氏について『原発問題を一生懸命やっていた。役人の言いなりでなく、自分で咀嚼(そしゃく)して、納得しないものは通さなかった。筋がいいなと思っていたので辞任はもったいない」(読売新聞10/21社会面)としています。この辺に今回の辞任劇のヒントが隠されているように思えてなりません。ちょっと気の毒に思える小渕議員です。


【写真】政治の世界の裏側は、まったくわーけが分かりません、と木工さんたち

 にほんブログ村 日本経済

日本政治のウラのウラ 証言・政界50年
 
講談社
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10.21国際反戦デー | トップ | ウイルス駆除ソフト乗り換え »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事