つづいてNHK連続テレビドラマ『ひよっこ』のお話です。
会社の業績不振で賃金の減額が始まる。やがて倒産が決まり、きょうは工場閉鎖の最後の日を迎えてしまった。
ひるがえって東京三洋電機のことを思い出してしまいます。当時、三洋は倒産の憂き目こそ見ないですみましたが、母が会社の状態が厳しくなり先行きが不透明だと、それとなく緊張した面持ちだった事があったのを覚えています。東京オリンピックの終わった頃、私がたしか高2だった。ドラマの向島電機の倒産の時期に符合します。五輪特需が去った後の全国的な経済現象だったのですね。
向島電機は、女子従業員たちに自社で組み立てたトランジスタラジオをお別れの記念品として配った。直後、利発な豊子(藤野涼子)が、なぜか工場に立てこもる・・
なかなか見応えのある展開になりました。
昭和41年の「若者たち」