ありがとう!「東洋経済」
アインシュタインの舌がすっかり伸びています。ローリングストーンズのように。
「週刊東洋経済」の最新号で、三洋電機から白物家電買収をしたハイアール(アクア)の記事が載っています。毎号、同誌の着眼点と切込みには好感を覚えます。
当初、群馬県大泉町周辺に多く住む三洋社員の居住環境を考慮して、ハイアールはあえて大泉から近い熊谷市に拠点を設けたと聞いていました。この姿勢の会社ならきっと技術者・社員を大切にするだろうと期待していました。
三洋からアクアに移った社員たちの厳しい現実・・
「竹内達也さん(仮名、52)も旧三洋社員。「昨年春にR&Dから総務部への異動を命じられた。その後に総務をアウトソースすることを告げられた」という。
年明けには退職勧奨を受け、その後に「改善部署」へ異動となった。不思議なネーミングの部署は「京都改善部署」「熊谷改善部署」と拠点ごとに設けられており、退職勧奨を受けた人の異動先となっていた。4月末にも10人が辞める予定という。ハイアール日本法人に問い合わせると「定年退職や自己都合で辞める人はいるが、リストラの事実はない」と否定している。」(東洋経済 オンライン)
高崎線の車窓から見える清楚なアクアの研究開発棟=写真。その中にむごい「改善部屋」などというものがあるのだろうか・・
何をもって「改善」なのだろう。これまでも各社リストラ部屋には「スキルアップ・・室」「キャリア開発・・」などと実態を隠すようにカタカナでしゃれた表現をしてきた。
「三洋」→「アクア」→現在求職中
年齢的には50歳代?・・
「生き残る技術者、消える技術者」と誌面の見出しも刺激的だ。
こうしたことは、果たしてハイアール・アクアに限ったことだろうか。
昔も今も企業の論理、宿命のようにも感じられる・・・
虚無的な気持ちになりますが旧三洋・アクア社員のみなさん、頑張ってくだい !!
週刊東洋経済 2016年4/30-5/7合併号 [雑誌] | |
「理系社員サバイバル白書」 | |
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