ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

がんばれ!! 労基官ダンダリン

2013年10月09日 | 映画・芸能

テレビドラマ『半沢直樹』は話題を呼びました。少年の頃から大手銀行に対して抱いたいた秘めた復讐心・・。わたしも毎回痛快な気持ちで見ていました。最後の頭取のお裁き人事は、予想に反した厳しく甘いものに感じましたがこれが多くの組織の現実に近い形なのかもしれません。

さて10月入って『ダンダリン労働基準監督官』(水曜22:00日本テレビ)がおもしろい。

主人公、ダンダリンこと段田凛(竹内結子)は融通はきかないものの不正には決して眼をつぶらない純粋まっすぐワーキングウーマン。労働基準法第2条「労働条件は労働者と使用者が、対等の立場で決定すべきものである」のお堅いセリフが彼女の口から飛び出す。これまで警察官や刑事を扱ったドラマはたくさん見てきましたが、労働基準監督官が真正面から取り上げられてた作品というのは記憶にありません。その着眼は充分に評価できます。

逮捕権もあるゾ 労働基準監督官

労働基準監督官に逮捕権があることも第1話をみて初めて知りました。労働基準法を改めて読みましたが確かに102条に、労働基準監督官の権限として「司法警察官」の職務を行う、とあります。ぜひ力を発揮してほしいです労基官さん。いろいろと勉強になるドラマです。

ブラック企業をどんどん摘発して!

問題を持ち込まれてから受身で仕事を始めるのではなく、自ら積極的に周囲を観察し臨検(強制捜査)までしようとするのが主人公のダンダリンのやり方だ。まさに労働基準監督官のあるべき姿を演じています。ブラック企業の違法行為が後を絶たない今日、労働基準監督官にはダンダリンのようにトガっているくらいの方が頼もしい。そろそろ第2話が始まりますのでテレビの前に移動します。
がんばれ!!ダンダリン

写真は群馬労働基準局長から転じて社会党国会議員として働く側に立ち頑張った故山田ゆずる氏(1924-2012)。(本文とは関係ありません)

 

にほんブログ村 日本経済

ダンダリン一〇一 (モーニングKC)
とんたにたかし(原作)

講談社

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする