ポポロの広場にお越しの若い洋楽ファンに向けての話題曲をお話しましょう。
TVドラマ「Glee」では新旧織り交ぜた曲が紹介されていて、それらをまとめてGleek(グリーファン)専用サイトのインターネット局(Glee Radio from USA)も生まれています。ただ全体に洋楽シーンでは大衆的なヒットが少なくなっていますね。
TBSラジオの洋楽紹介番組「星影JUKEBOX(ジュークボックス)」でも取り上げられていましたが、2013年に気になるヒット曲の一つがラフトパンクの『ゲット ラッキー』でしょう=動画。
この曲は70年~80年代のディスコミュージックを彷彿させるサウンドです。音楽評論家、高橋芳朗さんは「ギンギンな決定版」と評し、アシスタントのリサさん(バニラビーンズ)は、「洋服店やロンドン、ホテルのロビーでも(場所を問わず)流れている」とも。私も近くのショッピングモールの館内で耳に残っていて、ああこの曲かとすぐに思いました。
ラフトパンクはフランスのバンド。ゲットラッキーは「幸せになる」というのが直訳ですが、その割には何とも切ない感じがします。
Like the legend of the phoenix
All ends with beginnings
What keeps the planet spinning
The force from the beginning
不死鳥の伝説のように
すべての終末はまたの始まり
この惑星を動かしてるのは
何かが始まる瞬間のパワーなのだ
近頃の終末観が交錯する不条理な世相にも合った感じがして気に入っています。みなさんの印象はいかがでしょうか?