ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

Oldies(5) 「ロンリー・ギター」 (ザ・サウンズ)

2010年04月26日 | 愛しのオールディーズ
少年時代、私はビートルズやベンチャーズよりもヨーロッパ、とりわけ北欧のあっさりしたソフトロックのバンドが好みでした。中でもフィンランドのザ・サウンズには魅せられました。

ちょうどその頃、世界史か地理の教科書で、「フィンランドは東方の人種も混じっている“人口島”」という記述がありました。確かにザ・サウンズのレコードジャケットの青年たちを見るとアジア的な顔つきの人もいるな、と思い親しみを感じました。しかしこの「人口島」は今では死語。Web検索でもありませんね。大半のウラル・アルタイ系フィン人が多様だったのを「人口島」と一時期、称したのだと推測されます。
同じく「ザ・サウンズ」の名も、さすがのYou Tubeでも一曲しか見つかりませんでした。お目当てのヒットナンバー「ロンリー・ギター」は無し。You Tubeの大海でも・・。参考までに「ロンリー・ギター」と似た感じの「さすらいのギター」をアップしておきます。

「ロンリー・ギター」は、三洋男子寮暮らしの時、同室のクラシックファンのE君がこの曲を聴き、「う~ん。。ロックも良いですね」と言わせしめた曲。
さすらいの旅を行く若者の気持ちをさみしいギターの旋律が独身時代の私たちのこころをとらえたものでした。

余談ですが、フィンランドという国は面白い歴史を持っていますね。どうも電気通信メーカーのノキアのイメージが最近では強いですが(笑)
帝政ロシアが革命で倒れた1917年にロシアから独立。第二次大戦中には、なんと枢軸国側に付きソ連を相手に戦い破れ、戦後はやむを得ずソ連に寄りながらもワルシャワ条約機構には加わらず、非同盟中立政策を採ってきました。今はEU、ユーロ加盟国。興味の尽きない国のひとつです。


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さすらいのギター (ザ・サウンズ)


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