ポポロ通信舎

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介護福祉士“輸入”  インドネシアからも

2007年08月25日 | 医療・福祉
まったく実情がわかっていませんね。
小泉前首相が、日比間で看護師400人、介護福祉士600人のEPA(経済提携協定)をすでに昨年結んでしまいました。今度は凝りもせずインドネシアと安倍首相が。。
内容もフィリピンとの締結とまったく同じもの。

インドネシア国内の大学で看護学部などを卒業して来日後、日本語研修を受け、介護士福祉士で4年、看護師で3年以内に日本の国家資格を取得する。もしそれができなければ帰国する、という。なんというその場しのぎの制度でしょう。
インドネシアやフィリピンが不老長寿の国で、自国の介護(看護)が不要で余った人材を日本に派遣するとでもいうならまだしも、そんな余裕があるとはとても思えません。

結局、無資格のまま3年から4年間働く「期間労働者」としての“輸出”としか映りません。

自国の介護は、自国で!!

お粗末な福祉行政を改めて、具体的には「介護保険制度」の抜本的な見直しを行い、福祉職員の賃金体系の向上に一刻も早く着手することが、緊急課題だというのに。

安倍内閣には、拉致問題同様に期待はできないな、と改めて感じてきました。
福祉行政にしても小泉流愚策を後追いしてるにすぎない!
なんとも残念な「介護EPA協定」です。


コメント
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