ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

「ポポロ通信」の総括

2006年07月21日 | Weblog
ポポロ通信は、結局1988年2月~1995年2月の7年間に51回、発行した。
最終号となったPOPOLO KORESPONDADO NO51の西暦横には「被爆50年」の文字。

詩:蟷螂(とうろう) あべ ひさしげ
  世を憂うる情 やみがたく
  残余の生は多くはない
  無辺の時空に対して
  蟷螂の斧とならん・・
  【蟷螂の斧=とうろうのおの】弱小の者が自分の力量も考えず強敵に
   向かおうとするたとえ。 
  【安倍ひさしげ】特攻隊員として出撃直前に終戦。作品には戦死した
   友を悼むペーソスが随所に溢れている。今「蟷螂」の士として日本
   政治の混迷を憂う。

主張:「社会党の使命は終わったか」鬼頭 精
  社会党解体に向け“新党づくり”に走り出した党幹部の発言と行動。
  理念や公約が実現した後に、解体するならわかるが、理想の旗を降ろし
  看板書きかえようと焦っているだけ。永年の政策を次から次と悪い方に
  変更しているさまの村山政権は再考すべき時だ。

ポポロ川柳:(ウメ星ひかる&カツライチロー)
  大震災 政府無能を 哂け出し
  天災の名で人災がやってくる
  したり顔 御用学者の 鉄面皮
  エセ川柳子 知事賞もらって ご満悦

推薦本:『写真のワナ』新藤健一著 情報センター出版部・発行
  湾岸戦争の時、米国AP通信社が配信した「油まみれの鳥」の
  写真は反イラク・フセイン側の非道ぶりを訴えたが、よく調
  べて見ると、それは戦争以前に撮影されたもので写真に写っ
  ているものがすべて真実とは限らない。写していないものまで
  写し出すことさえ今は可能な時代である。私たちはこのことを
  よく知っておく必要があります。

  
コメント
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