Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

上利別駅 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 9月6日 2014年

2015-06-01 | Weblog
北海道の鉄道木造駅の雰囲気をしっかりと残す、「上利別駅」へとやってきました。

先ほどまでは、「デザイン性」豊かな駅を見てきましたが、すっかり「国鉄池北線」の世界に引き戻された思いがします。

こちらの駅は2013年に訪れ記事を書かせていただいたことがあり、「初めて!」の新鮮感は若干薄らぎます。


2013年上利別駅の記事はこちらから。



駅正面の庇に取り付けられたホーロー製の駅名標も少しも変わっていません。
当たり前かな?



前回訪れた時と駅の表情は少しも変わりませんが、駅構内の駐車車両が増えています。

このクルマは、近くの製材所で働く方々のクルマのようです。



北海道廃線駅跡によく見られる「パークゴルフ場」ですが、上利別駅跡にも「上利別パークゴルフ場銀河コース」が整備されています。
パークゴルフ場、ホント多いですよ。
プレー人口が多いのでしょうね。
春~秋までの限定期間ですけれど。



駅舎横手を通ってホーム側へ行きます。

前回訪れた時よりも夏草などが刈り取られ歩き易さが実感できます。

地域の方々や保存会の方々が手入れをされているのだと思います。



駅ホーム側に出てきました。

窓の建具は一部アルミサッシに置き換えられています。




ホームは夏草で大分荒れているように見えますが、前回よりは大分整備された感があります。

右手の古レールで組まれた一画は、腕木信号機を操作する「信号てこ」と呼ばれる操作装置が設置されていた跡のようです。



ホーム側から駅舎を正面から見ます。

駅舎壁面に描かれた絵は最寄の足寄高校の生徒さんたちの作品のようです。

この作品が描かれた期日や目的などは分かりませんが、地元駅の親しみを増幅するための情操教育の一環であったのかも知れません。

今日の「世界遺産」や「文化財」などが尊ばれる世界観からすれば、「せっかくの文化財を…」と残念がる方も居るかも知れません。

しかしそれは今思う感情であり、当時の感覚とはズレがあって当然だとおもいます。

今の「上利別駅」の絵も駅が辿ってきた歴史の一部を物語ものとして保存する価値のあるものだと思います。



ホームの先には、ふるさと銀河線独特のデザインの駅名標フレームが残されています。





ホームから路盤を見下ろすとそこにはレールが残されているのを見ることが出来ます。

前回はホームからレールを見ることは出来ないほど夏草の勢いが凄かったです。

右手には操業中の製材所が見えています。



夏草が生茂り、こちら側から駅前にでることは出来ませんでした。



先ほどの「信号てこ」装置のあった一角の柱には「建物財産標」が残されています。

なかなかこの「建物財産標」にお目にかかれる機会は少ないんです。

こうしてお目に掛かれるのがある意味「財産」なわけです。



赤矢印で示した当たりが、路盤とレールが残されているあたりです。



駅前から国道方向を見ます。

突き当たりに見える辺りが国道242号線です。

かつては商店が商いを営み、駅の乗降客で賑わったこの風景も今は歩く人影も見当たりません。
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