Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

落部駅 函館本線 8月25日 2019年

2020-02-05 | Weblog
落部駅は初めて立ち寄ります。

「落部」という地名は道央道落部インターチェンジでお馴染みです。

落部インターチェンジが開業するまでは、国道5号線を長万部まで走っていたことを思い出します。

その頃の交通事情を思い出すと北海道の高速道路網も劇的に便利になったものです。

それが鉄道網の衰退の一因となったのも皮肉なものです。



ずっと海岸線沿いを走ってきた函館本線ですが、「落部駅」は海岸から少しだけ離れたところにあります。

落部インターチェンジが建設されるほどの集落ですから、駅舎もさぞ立派なものかと想像していました。

切妻屋根に入り口上部に飾り屋根が付いた建物は…地味です。

「そうか…これが落部駅かぁ」といった印象です。



駅前には小さなロータリー?があり、そこに一本植樹されています。

「ん?もしかして…」

近寄って観察してみました。



北海道の駅に好まれて植樹されたあの「いちいの木」か?

葉は細長く厚みがあり「ぽってり」としています。

さすがにこの特徴的な「イチイの木」は識別できるようになりました。

北海道では「イチイの木」→「一位の木」ということで好まれたようです。

また「おんこ」とも呼ばれ親しまれた木であります。



駅舎前のスペースにハチ君を停めます。

特に「駐車スペース」としては提供されてはいませんが…「この辺りなら邪魔にならないかな…」と停めさせていただきました。

取材中は誰も来ませんでした。



駅待合室です。

ベンチの多さから、利用客の多さが偲ばれます。

これだけ立派な駅施設の落部駅ですが、2019年10月1日より「無人駅」となります。



取材日は2019年8月25日でした。

この時点では「簡易委託駅」でありましたので、窓口業務も行われているようでしたが人の姿はありませんでした。

日曜日だったからでしょうか。



駅待合室を通りホームに出ます。

駅舎は表側の顔よりホーム側のこちらの顔の方が素敵です。



ホーム「石倉駅」方面を見ます。

一番線ホームの幅員はかなりたっぷりと取られています。



こちらが「野田生駅」方面となります。

落部駅は大きなカーブの中ほどに設置されたのが分かります。



1番線、2番線ホームは構内踏切で連絡しています。



ホームの観賞をしていたら、「特急スーパー北斗」が ガァァァ〰〰と轟音を立てて通過して行きました。

この281系とかいうそうですが、表情が“鉄仮面”みたいで好きになれません。

北海道の鉄道にはやっぱ、「キハ40形」ですね。

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