♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主の民となるという契約 / 福井 誠

2019年06月19日 | Weblog
2019/5/15放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。
  継続は力なり。聖書を一日一日と読み進む毎に不思議にも自然と養われていくものがあるものですね。では今日も聖書を開いて参りましょう。今日は列王記第二11章17節から「主の民となるという契約」と題してメッセージをお伝えいたします。
 「エホヤダは、【主】と、王および民との間で、彼らが【主】の民となるという契約を結ばせ、王と民との間でも契約を結ばせた。

 南ユダ王国にはヨラム、アハズヤ、そしてアハズヤの母アタルヤ、と悪い王様が続く時代が訪れました。特にアタルヤは北イスラエル王国の王様アハブとイゼベルの娘でしたから、彼女は南ユダヤ王国に偶像崇拝であるバアル礼拝を積極的にもたらしました。結果、南ユダヤ王国には約13年もバアル礼拝がはびこり、まことの神のみを信じる南ユダ王国にとっては霊的な暗黒の時代となっていくのです。

 また、北イスラエル王国では エフーという王様が起こり、アタルヤの両親アハブとイゼベルが殺される事件が起こりました。アタルヤは南ユダ王国にもその影響が及ぶことを恐れ、王の子を皆殺しにするのです。それはダビデ家の存続が脅かされる、つまり救い主であるイエス・キリストがダビデの家系から生まれるというメシヤ預言の成就が危機に陥ったことを意味するものでした。けれども神は確かに生きておられるのですね。皆殺しの危機的状況の中で、王子ヨアシュが救い出され、6年間、神殿に匿われて育てられるのです。神殿はアタルヤの目を逃れる格好の場所となり、メシヤ預言の成就は守られていきます。

 大切なのは、このメシヤを待望し、まことの神を恐れ信頼する信仰が、イスラエルの民の中に存続していたことでしょう。祭司エホヤダの指導のもと、6年間ヨアシュが匿われたのも、神を畏れ神のことばに生きようとした人々が存在したからです。時代がどのように揺れようとも、神のみことばにまっすぐ生きる、そのようなものでありたいものですし、それによって偉大な神のみわざを見るものでありたいものですね。

 では良き一週を祈ります。
  
 (PBA制作「世の光」2019.5.15放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 
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