♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■無尽蔵な富/関根弘興

2016年01月25日 | Weblog
2016/1/25放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。

 新約聖書のエペソ人への手紙はパウロが記しました。彼はこの手紙の中でこう記しています。3章の8節

 「キリストの測りがたい富を異邦人に宣べ伝える」と書いたんですね。

 「測りがたい富」ということばは「無尽蔵な富」とも訳されます。つまりパウロは、イエス・キリストの無尽蔵な富を世界中の人々に給仕することが私の使命なのだ!と語っているんですね。

 感謝なことに、キリストの測りがたい富は決して品切れになることはないんです。

 新約聖書の福音書の中に、イエス・キリストが五千人の人たちのお腹を満腹させた、という記事が出てきます。イエス・キリストの手元には一人の少年が差し出した五つのパンと二匹の魚しかありませんでした。

 弟子の一人が言いました。「こんなに大ぜいの人々では、それが何になりましょう。」(ヨハネ 6章9節)と言ったんですね。

 しかしイエス様がパンを手にとり、感謝をささげてから割いて分け始めると、そこにいた五千人の人たちのすべてのお腹が満腹になるまで分け与える事ができたというんですね。

 またヨハネの福音書6章35節では、「わたしがいのちのパンです。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません。」とイエス・キリストはお語りになりました。

 ラジオを聴いているあなたに私はね、お伝えしたいんです。キリストの恵みは無尽蔵なんです。尽きることはないんです。私たちはよく落ち込みますし、時々行き詰まってしまうことがあります。ああーっ、自分に足りないものがたくさんあるなあ、という事を思い知らされることがたびたびありますね。

 しかし旧約聖書の哀歌3章22節にはこう書かれています。
 「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。」
  主の恵みはそして主のあわれみは尽きることがない、と記されているんです。こうして生かされている日々の中に、毎日毎日新しく注がれている主の無尽蔵の恵みがあることをあなたは御存知ですか?

 私たちの周りにはたくさんの恵みが溢れています。だから主に信頼する者は失望に終わることが無いのです。確かに人生には失望が襲います。でも失望のまま終わる事は決してない、と聖書は約束しています。なぜならキリストの恵みは無尽蔵であり、この方の中に測りがたい富が満ちているからです。

 (PBA制作「世の光」2016.1.25放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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