2021/2/18送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。今日は「暗殺計画」という題でお話ししましょう。
いつの時代でも権力者側にいる者たちは自分の利益が損なわれるようになると邪魔者を排除するようになるようですね。ユダヤの最高議会のある議員たちは結託してパウロを暗殺しようと計画します。使徒の働き23章です。
ユダヤの最高議会での裁判を終えたパウロはローマの兵営で留置されていました。その夜のことでした。
復活の主イエス様が再びパウロに現れ、臨んで言われました。
「パウロ、しっかりしなさい。あなたはエルサレムでわたしのことを証ししてわたしの証人になったように、ローマに行ってもわたしの証人とならなくてはなりません。」
パウロはローマの兵営に留置されて、将来どうなるかという不安があったでしょう。そのような孤独の夜に、復活の主イエス様が臨み、将来の約束をしてくださいました。
ところで、夜が明けますと、ユダヤ人のある議員たちは集まり、申し合わせをしました。パウロを殺害するまでは飲食を一切断つ、と誓い合ったのです。このパウロの暗殺計画に加わったものは40人あまりでした。彼ら40人の議員たちはパウロを目の上のたんこぶ と思っている祭司長や民の長老たちの所に行ってこう申し出ました。
「私たち40人はパウロを殺すまでは何も食べないと堅く誓い合いました。ついては、あなた方も協力してほしい。他の議会の議員と組んで、パウロのことでなお詳しく取り調べをするように見せかけ、パウロをあなた方のところに連れ出すように千人隊長に頼んで欲しいのだ。私たちはあなた方の所へパウロが来る途中で待ち伏せし、パウロを殺害するように手配しています。」
何ということでしょうか。
夜の暗い留置所の中で、復活の主イエス様は失望と落胆の中にあるパウロに現れて、将来と希望のことばを約束されました。
「エルサレムでわたしのことを証ししたようにローマでも証をします。」
他方、夜が明けた明るさの中で暗い部屋に閉じこもり、40人の人々が雁首を揃えて暗殺計画を練っていた光景です。
あなたはどちらの側につきますか?
(PBA制作「世の光」2021.2.18放送でのお話より )
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