世の光の時間です。 お元気でしょうか? 村上宣道です。
えー、最初にですね星野富弘さんの「月見草」という詩をお読みしたいと思うんですけれども、
暗くなり 淋しくなり
行きづまって どうしようもない時
その時になって パァーッと開き初めるものがある
こころのどこかに
月見草の花のようなものが
ひそんでいる
、っていうなかなか味わいのある詩だなあと思いますねえ。
で、まさにその月見草というぐらいで月が出始める頃、夕暮れ時から明るい黄色い花を咲かせてくれるっていう訳ですね。
なんかあのう野村監督がご自分のことを「私は月見草のようなもので、誰かさんはひまわりのような太陽に向かって大きく花を咲かせ」っていうふうなことをおっしゃったのを思い出したりしておりますけれども。 まあ私たちの人生にもですねえ、やっぱりその夕暮れ時ってのがある訳ですねえ。 日暮れ時ってのがある訳ですね。 で、やっぱりこう段々日が陰ってくると、ちょっと気持ちも暗くなったり寂しくなったりというふうなことが感じられたりする訳ですけれども、人生にもそのようなですね、自分の人生もいよいよ夕暮れ時だなあというふうなことを感ずる時もあったりする訳ですし、いろんなことに行き詰まってですねえ、ほんとに段々こう暗くなっていくかなあってふうな、そんなような時に月見草のようにですねえ花を開かせる咲かせるものが心の中にあるとしたら、これは素晴しいですよねえ。
で、聖書の中にも「夕暮れ時に、光がある。」っていうことばが旧約聖書のゼカリヤ書(14章7節)という中にあるんですけれども、「夕暮れ時に、光がある。」・・・夕暮れ時、段々暗くなっていく訳、お先真っ暗というふうなそんな思いを持つ時に、そんな所に実は光があるのだ、というね。 それは私たちにとって自分自身の何かこう作りあげたようなものではなくって、「わたしは世の光です」(ヨハネの福音書 8章12節、9章5節)とおっしゃったイエス・キリストって方を私たちの心の中に持っておる時に、まわりは暗くなっても、自分自身の人生が黄昏(たそが)れ時になったとしても、行き詰まってどうにもならないというふうな時でも、でもそこには消えることのない光としてのお方がいるということを心に持つということは素晴しいと思いますねえ。 夕暮れは誰にもやってくる。 でもそこに光を見い出すことができる人は幸せだなあとそう思います。
( PBA制作「世の光」2009.7.20放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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