♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■新しい関わり

2009年07月21日 | Weblog

世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか。 関根弘興です。 今日も一日、さわやかに過ごしていきたいですね。

 新約聖書ヨハネの福音書13章にはイエス・キリストが夕食の席から立ち上がって弟子たちの足を洗い始めるという出来事が記されています。 まあ普通宴会の席に招待された客が足を洗ってもらうのは、その家に入る時です。 もちろん足を洗うのは僕(しもべ)の仕事ですね。 サンダル履きで外を歩いていたため汚れた足を洗ってもらう訳です。 そしてそれと共に当時はユダヤ教の世界では宗教的な意味合いもありました。 それは、足はいろいろなものに触れる訳ですから宗教的な穢れを水で清めるということをした訳ですね。 まあしかしイエス様は食事をしている最中にわざわざ立ち上がって足を洗い始められました。 それは弟子たちに対して何か大切なことを伝えようとしておられるのですねえ。

 一人ひとりの足を洗っていかれると、弟子のペテロの所にやってきました。 するとペテロは「主よ。あなたが、私の足を洗ってくださるのですか。」(ヨハネの福音書13章6節) 「そんなことはしないでください!」 そう言いました。 するとイエス様はペテロにこう言われたのです。 「もしわたしが洗わなければ、あなたはわたしと何の関係もありません。」(8節)  何の関係もないなんてことばをペテロは聞いたものですからペテロは、「それでは足だけでなく、手も頭も洗ってください!」(9節参照)と言い出したのですね。 

 イエス様は不思議なことを言われましたね。 イエス様に最もきたない足を洗っていただかなければイエス様との関わりはなくなってしまう、とイエス様はおっしゃっているんです。

 ここに大切な真理があるんですね。 それは、あなたとイエス様との関わりは何によってはっきりするのかというと、最もきたない足をイエス様に洗ってもらうということから始まる、というのです。  決してあなたの立派な姿でもなく、善行や修行によって新しい関わりが始まるのでもありません。 あなたのきたない、実は、心の罪を洗っていただくということからイエス様との新しい関わりが始まるとイエス様はおっしゃるのです。

 これこそがイエス様がこの地上に来られた目的なんですねえ。 イエス様は「罪人を招くために来た」(マタイの福音書9章13節、マルコの福音書2章17節)と言われました。 イエス様という方は私たちの心のきたない罪を洗い流すためにきてくださったのです。

 それはどのようになされたのでしょう。 それはイエス様があのむごたらしい十字架に釘づけされました。 そして私たちの罪を全部その身に引き受け、罪の罰を受け、御自分の血を流してくださったのです。 

 第一ヨハネの手紙1章7節には、「御子イエスの血はすべての罪から私たちをきよめます。」と書かれています。 聖書の約束を信じ、イエス様にこの罪を洗いきよめていただきましょう。 そこからイエス様との新しい関わりが始まるのです。

 (PBA制作「世の光」2009.7.21放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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