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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■光が照った / 福井 誠

2017年02月09日 | Weblog
2017/2/9放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「光が照った」です。それではイザヤ書9章2節から読んでみましょう。
 「 やみの中を歩んでいた民は、大きな光を見た。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った。
  
人生には山あり谷あり、明るい時もあれば暗い時もあります。そしてしばしば谷が、暗い時が長く長く続くこともありますねえ。人がたどる闇は一瞬ではなく、それは何年も、いや何十年もこのまま人生が終わってしまうのではないか、と思うほどに長く深いことがあったりするものです。そういう中で人は、人生を諦めかけてしまったり、諦めてはいけないと自分に語りかけることにも疲れてしまったりすることがあるものですね。聖書はそんな私たちに、「 やみの中を歩んでいた民は、大きな光を見た。」と、イスラエルの歴史を想い起こさしてくれます。

 著者のイザヤは、当時の具体的な地名をあげていますねえ。ゼブルンの地とナフタリの地、これはイスラエルの北の地方をさしています。そこはかつてアッシリヤという強国によってまっ先に侵略された土地です。そしてアッシリヤに滅ぼされたイスラエルの人々は、その後何十年も闇の時を過ごしていくようになります。もはや自分たちの国が再興されることもありえない、と。しかしその闇の中を呼んでいた民が大きな光を見た。つまり希望を抱く出来事が起こったのだ、とイザヤは言うのです。アッシリヤという敵国に踏みにじられ、苦しめられ、もはや何の希望もないイスラエルの民に回復の希望が与えられた歴史があると言うのですねえ。

 聖書を読むということは、イスラエルの歴史に学んでいくことです。それはただ信じることを求めている訳ではありません。神様が人類の歴史にどのようなことをしてくださったのかを想い起こして、それを熟慮していくことです。イスラエルの歴史に預言通りに確かに光が照った、ということを想い起こすなら、そこには自然に神を信じたい思いも備えられていく事でしょうねえ。イザヤはただ単に当時の人々への慰めと励ましを語っている訳ではありません。それは現代の私たちにも通じる救いと解放を告げるものです。ぜひ神様を信頼して歩んでいきたいものですね。

(PBA制作「世の光」2017.2.9放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 
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