2022/8/22放送
「世の光」の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
今日は詩篇119篇のことばから、神の恵みによって生きる祝福に心を留めてみましょう。
聖書の中には「恵み」ということばが多く記されています。それは、受けるに値しない憐みや慈しみを受け取ることを意味しています。聖書が語る神様の恵みは、弱く愚かで罪深い私たちに豊かに注がれていて、その恵みと愛に満ちた神のことばによって私たちは力を受けるのです。今日の詩篇をお読みします。
「あなたの恵みによって あなたのしもべを取り扱ってください。私にあなたのおきてを教えてください。」
旧約聖書 詩篇119篇124節
この詩篇の作者は、聖書が語る神様こそ自分の人生の主であり、自分自身はしもべのような小さな存在であると告白します。彼は神様の主権や愛の豊かさを知り、すべてに主権を持つ神様の愛と恵みによって自分を取り扱ってほしい、と願うのです。そして、神の掟すなわち神のことばを通して真理を教えてほしい、と進み出ます。
彼は直前でこう歌っています。
「私の目は あなたの救いとあなたの義のみことばを慕って絶え入るばかりです。」
詩篇119篇123節
彼は苦難の中にあって、神による救いそして真に正義であり憐み豊かである神様のことばを心から慕い求めます。どんな苦難や悲しみの中にあっても神のみことばを通して神の愛と恵みを受け取り、その慈しみと義に生かされる人は何ものをも恐れる必要がないのです。
彼はさらにこう願って歌います。
「私はあなたのしもべです。私に悟らせてください。そうすれば、私はあなたのさとしを知るでしょう。」
詩篇119篇125節
神の悟しと知恵は、神の民イスラエルの三代目の王ソロモンが神に求め与えられたものです。彼は神の知恵によって賢く国を治め、その噂はほかの国々にも知られていました。彼の時代、イスラエルは豊かに祝され、栄華を極めたのです。しかし、そのあとソロモンは高慢になり神の知恵に信頼し続けなかったので、イスラエルは分裂し滅ぼされてしまいます。
神の恵みに生かされる祝福とともに、従い続けることの難しさをも聖書は語ります。神の恵みのことばに生かされ続け、教えられやすい心を持ち続けていきたいですね。
( PBA制作「世の光」 2022.8.22放送でのお話しより )
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