世の光の時間です。 いかがお過ごしですか。 板倉邦雄です。 今日は「脅迫メール」という題でお話ししましょう。
現代はまことに便利になりました。 しかし便利は一方では危険も伴っていますので注意しなくてはなりません。 脅迫メールを何通も貰ったネヘミヤ知事のお話です。 旧約聖書のネヘミヤ記の続きです。
さて城壁工事も余す所、門の扉を取り付けるだけになりました。 工事の反対者はおもしろくありません。 反対者のリーダー、サンバラテとトビヤは、工事もほぼ完成した、と聞くと、手紙を知事ネヘミヤによこし、平野にあるある村で会見したい、と言ってきたのです。
知事ネヘミヤは、それは自分を殺す陰謀だと感ずいたので、次のような返事を送りました。 「まだこの大事業は終わってはいません。 中途で放ってそちらへ出向く訳にはまいりません。」 彼らはしつっこく四度も同じ手紙をよこしたので、その都度同じように答えました。
五度めにサンバラテの使いは次のような文面の手紙を持ってきたのです。 「ユダヤ人は謀反を興すために城壁を再建している、という噂を聞いている。 君は王様になろうと企んでいるそうではないか。 このことは必ずペルシャ王様アルタシャスタ様の耳に入れます。 悪いことは言いません。 話し合う余地は十分にあります。 これしかあなたがたの助かる道はありませんぞ。」
ネヘミヤ知事はこう返信しました。 「胸によく手を当てて考えてみることです。 嘘八百を並べ立てているだけではありませんか? 私たちを脅迫して、ただ工事を中止させたいだけなのです。」 そしてそのあと知事ネヘミヤは神様に祈りました。 「ああ神様。 どうか私に力を与えてください。」
脅迫メールや中傷メールをもらって私たちの心は穏やかではありません。 不安になったり恐れたりするでしょう。 あるいは逃げたくなったりするかもしれませんね。 あるいは辛くて苦しくて人生をやめてしまうかもしれません。 知事ネヘミヤはどうしましたか? まず脅迫メールの目的を知っていました。 次に、自分の使命を忘れなかった、ということです。 そして第三、何よりも人を恐れず、天の神様を信頼し、祈りを捧げたのです。
聖書のことばです。
「人を恐れるとわなにかかる。 しかし主(神)に信頼する者は守られる。」 箴言29章25節
( PBA制作「世の光」2010.2.10放送でのお話より )
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