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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■子供の誕生と成長 / 板倉邦雄

2011年09月21日 | Weblog
2011/9/21放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。

 今日は「子供の誕生と成長」という題でお話しします。結婚して子供の誕生は夫婦にとっても家族にとっても嬉しく楽しいものです。生まれる前から、男の子か女の子か、名前は何にしようか、と考えますねえ。

 さてアダムとエバ夫婦にも子供が生まれ、成長します。旧約聖書の創世記4章に入りましょう。まず「夫アダムはその妻を知った」(創世記 4章 25節参照)とあります。妻は身ごもり、男の子を生みました。妻は苦痛の出産の際、思わず叫びます。「私は主なる神によって一人の人を得た」(創世記 4章 1節参照) 苦しい出産ですが、主なる神様への感謝と喜びが伝わってきますね。女性のエバは母となった時、「私は主なる神様によって人を得た」と喜びました。子供は神様からの授かりもので自分の所有ではありません。「我が子を得た」ではなく「人を得た」と言っていますねえ。カインとは「私は得た」という意味なのです。

 さて次にエバは弟アベルを産みました。アベルの意味は「はかないもの」という意味です。弟アベルの生涯は、はかなく消える水蒸気のような一生でしたねえ。

  アダムとエバ夫婦には他にも沢山の子供たちが生まれます。アダムは930年の生涯でした。「アダムは・・・息子、娘たちを産んだ」(創世記 5章 4節)とあります。この4章は中心的なカインとアベル兄弟を取り上げているのです。

 さて最後に兄弟二人の成長を見ましょう。アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となりました。兄のカインは父と同じ土を耕す農業を営みます。長男は父親の家業を継ぐのでしょうか。弟アベルは羊や山羊を飼う牧畜業を営むことになります。

 両方の職業は人として立派な仕事です。世の始めから職業にいい職業とか悪い職業とかというものはありません。働くとは人が動くと書きますね。「人が動くことによって傍(はた)を楽にするから『働く』」と言った人がいます。私たちはこの世に生まれ、親兄弟のもとで育って、一人前の労働者となってゆくのです。そのことを神様は私たちに望んでいるのです。

 ( PBA制作「世の光」2011.9.21放送でのお話より )

 ※創世記2章15節によると、神様は、助け手エバを造る前に最初の人アダムにエデンの園を耕させて園を守らせています。そこからすれば、労働そのものは人が失楽園を経験する前からのものであると言えます。ただ、失楽園以後は労働の意味が変わってしまったと言えます。



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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。





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