goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■表敬訪問 / 板倉邦雄

2022年01月19日 | Weblog

2021/7/14放送送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。今日は「表敬訪問」という題でお話ししましょう。

 今、私はユダヤの国に新しくローマの総督として就任したフェストゥスと囚人パウロの話をしているところです。今日は、そのフェストゥスに敬意を表すために訪問したユダヤ人の王様ヘロデ・アグリッパと妻ベルニケのお話しをします。

 さて、ローマ総督フェストゥスは早速二人に囚人パウロのことを話し始めました。
「ここに前任者フェリクスが囚人として残して行った一人の男がいてねえ、私がエルサレムに行った時、祭司長たちやユダヤ人の長老たちが『この男を罪に定めてくれるように』と要求してきたんだ。そこで私は答えた。『訴えられた者が、訴えた者の前に立って弁明する機会が与えられないのに、その人を見放してしまうのは、ローマ人の慣例にはないことである。』 それから訴えた者たちが、このカイサリアに集まって男を告訴したので、私は時を移さず次の日に裁判の席に着いてこの男を引き出させた。すると訴えた者たちが立ち上がって申し立てたが私が推測していたような悪事は何一つなかった。ただ彼ら自身の宗教に関することであり、また死んでしまったのに生きているとこの男が主張しているイエスなる者に関する宗教問題にすぎなかったのだ。これらの宗教問題を私はどう取り扱ったらよいかよく分からないので、『エルサレムに行って、これらの問題について、さばいてもらいたくないか』と男に尋ねてみると、『ローマ皇帝の判決を受ける時まで、このまま自分をとどめてほしい』と言うので、皇帝に彼を送り届ける時まで、とどめておくことにしたのだ。」

 するとヘロデ・アグリッパ王は、「私も、その人の言い分を聞いてみたい」と言い出したのです。そこでフェストゥスは、「では明日、男から聞きとるようにしてあげよう」と答えたのです。

 さて、当時の二人の権力者たちがお茶を飲みながらの会話です。しかしその中心は、パウロという男が主張するイエスなる者でした。いつの時代でも私たちの歴史の中心はイエス・キリストではないでしょうか。

  (PBA制作「世の光」2021.7.14放送でのお話より )


*** 

このサイトは URL名として 
 http://yonohikari.biblica.info  
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。 

*** 

東海福音放送協力会へのお問い合せは、 
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ 

*** 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ■カエサルに上訴します / ... | トップ | ■ヘロデ・アグリッパ王の前で... »