世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか。 福井 誠です。
今日のバイブル・メッセージは「この方はまことに神の子であった」です。 今度の日曜日12日はイースターです。 イエスが十字架におかかりになられたあと復活された、とても喜ばしい日です。 今日はそのイースターの前に起こったこと、イエスの十字架の死について聖書が書いてある所を読んでみましょう。 マルコの福音書15章37節から39節をお読みします。
イエスは大声をあげて息を引き取られた。神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた。イエスの正面に立っていた百人隊長は、イエスがこのように息を引き取られたのを見て、「この方はまことに神の子であった。」と言った。
十字架は最も残忍な処刑方法でした。 当時はローマ帝国に対する反逆者のみが受ける最も重い刑罰です。 イエスはその刑罰を受け、約6時間苦しんだ末に息を引き取られました。
この死を見守るたくさんの人の中にローマの百人隊長がいました。 百人隊長というのは、百人からなる軍隊の長であり、彼はイエスの処刑を真正面から見守っていたのです。 恐らく彼はイエスのことは何も知らなかったでしょう。 この男もローマに反逆する極悪人だったのか、と理解する程度であったのかもしれません。
しかしながらイエスの死を見守っていた約6時間が彼の心を変えてしまったのです。 何が彼の心を変えたのか。 推測するのみですが、イエスがこの十字架の苦しみの中でなされたこと語られたことを見ていくならば、百人隊長と同じ思いになるのかもしれませんねえ。
イエスは十字架上で、ご自分を十字架にかけた人たちのために「父よ。彼らをお赦しください。」(ルカ 23章34節)と神に祈りました。 またイエスと一緒に十字架にかけられていた犯罪人が悔い改めた時には天国に連れて行ってくださることを約束されました(ルカ 23章43節参照)。
軍人として百人隊長は様々な人の死を見てきたことでしょう。 しかし、このように苦しみの中で最後まで愛を示す人はなかったと思います。
イエスは「まことに神の子」です。 ぜひ聖書を読み、イエスが神の子であることを知っていただきたいと思います。
(PBA制作「世の光」2009.4.9放送でのお話しより)
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