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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■オリーブの若葉  / 板倉邦雄

2012年02月01日 | Weblog
2012/2/1放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「オリーブの動若葉」という題でお話ししましょう。

 鳩がオリーブの若葉をくわえた絵を見たことがありますか? その絵の源となりましたのがノアの洪水後の出来事でした。旧約聖書の創世記の続きです。


 アララテ山頂に箱舟はとどまりました。そして水かさは減っていきました。山頂についてから40日が経っていました。ノアは箱舟の窓を開いてカラスを放ちました。カラスは地の上から水が渇ききるるまであちらこちらへと飛び回りました。ノアは再び、地上の表面から水が引いたかどうかを見ようと鳩を放ちました。鳩は足の裏をとどめるところが見つからなかったので箱舟のノアのもとに帰ってきました。それから7日たって再び鳩を箱舟から放ちました。夕方になって鳩はノアのもとに帰ってきたのです。見ると鳩のくちばしにはオリーブの若葉がありました。ノアは地上から水が引いたのを知ったのです。大洪水の後、真っ先に若葉をつけたのがオリーブの木でした。

 そういえばイエス様の時代、ユダヤのエルサレムの都の近くにはオリーブ山と呼ばれる山がありました。山また山がオリーブの木で満ちていたのです。そのオリーブ山に「油絞り」と呼ばれるすなわちゲッセマネという園がありました。イエス様が地上での最後の祈りを捧げたのがこのゲッセマネ「油絞りの丘」だったのです。「わが父よ、もしできることでしたらどうか、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの思いのままにではなく、みこころのままになさって下さい」(マタイによる福音書 26章 39節 口語訳聖書)と3時間以上にわたる祈りをイエス様は捧げました。油汗を滴らせながら、涙が涸れるまで涙を絞るように地面に落としながらイエス様は祈ってくださいました。イエス様が私たちの救いの箱舟になってくださったということが分ります。

 聖書のことばです。
 「キリストは、その肉の生活の時には、激しい叫びと涙とをもって、ご自分を死から救う力のあるかたに、祈と願いとをささげ、そして、その深い信仰のゆえに聞きいれられたのである。 ・・・(キリスト)に従順であるすべての人に対して、永遠の救の源となり、」  ヘブル人への手紙5章の7節から9節

 ( PBA制作「世の光」2012.2.1放送でのお話より )

 

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。





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