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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■寄留者として歩む モーセ / 岩井基雄

2019年10月14日 | Weblog
2019/9/9放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
 第二月曜日の今日はモーセの生涯について学んでみましょう。

 エジプトの王宮で育ち40歳となったモーセでしたが、神の民ユダヤ人(として)の自覚と使命の焦りからエジプト人を殺害してしまい、それが露呈するとミデヤンの荒野に逃れました。そこでモーセは、ある羊を飼う女性たちと出会い、彼女たちを助けたことがきっかけとなり、その中の人の一人の女性と結婚し、ミデヤンで40年を過ごすことになるのです。

 聖書はこう語っています。
  モーセは心を決めて、この人のところに住むことにした。そこで、その人は娘のツィポラをモーセに与えた。彼女は男の子を産んだ。モーセはその子をゲルショムと名づけた。「私は異国にいる寄留者だ」と言ったからである。
    旧約聖書 出エジプト記2章21節、22節

 モーセは自分も異国にいる寄留者だと自覚していました。それが息子の名前となるのですが、息子の名前を呼ぶたびに、彼は自分の立ち位置を自覚したことでしょう。このゲルショムという名前の語源的な意味はヘブル語のガーラーシュに由来するもので、「押し出された者」という意味があります。「引き出された者」という意味のモーセが、「押し出された者」という意味の名前も長男に付けることも意義深いことですよねえ。この名前の両方には神ご自身によって引き出され、また押し出されたという自覚、すなわちエジプトにあろうとミデヤンにあろうと、神の民としての自覚を持ち、寄留者また旅人として神と共に歩むとの意識をモーセが持っていたことを示しているのはないでしょうか。

 本来の帰るべき故郷として天を仰ぎ、神の約束を握り締めていたモーセは、人生を神と共に歩んだことでしょう。どんな中にあってもモーセは神の主権、神の御手を認めていたのです。

 私たちもまた神の愛に生かされ、地上のどのような苦難の中にあっても天の神様の約束を信じて歩ませていただきたいと願います。

 聖書のことば
 「これらの人たちはみな、信仰の人として・・・地上では旅人であり、寄留者であることを告白していました。
   新約聖書ヘブル人の手紙 11章13節

 神と共に歩む人生は、目に見えるものに左右されず、真実と永遠の宝に心をとめて歩む人生なのです。あなたも神と共に人生を歩んでいきませんか?

(PBA制作「世の光」 2019.9.9放送でのお話より )
 
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