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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■虫に噛まれた王様 / 板倉邦雄

2019年10月29日 | Weblog
2019/9/24放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
今日は「虫に噛まれた王様」という題でお話ししましょう。

 今日は小さな虫に噛まれて息が絶えたヘロデ・アグリッパ王様のことをお話ししましょう。使徒の働き12章の続きです。

 さてペテロの不思議な救出劇の夜が明けると、兵士たちの間で、ペテロは一体どうなったのだ、と大変な騒ぎが起こっていました。ヘロデ王は頭にきて、「ペテロを探せ。必ず探し出して今日中に連行しろ。」と命令を下しました。しかしペテロを探し出すことはできませんでした。ユダヤの民衆の人気を取るための公開処刑の計画はおじゃんになってしまったのです。番兵たちの不始末に、番兵たちを処刑するように命じたのです。人の命を虫けらのように扱う冷徹なヘロデ王でした。

 それからヘロデ王はローマ総督の管轄地区である地中海沿岸のカイサリアに行き、そこにしばらく滞在していました。ヘロデ王がカイサリアに滞在していると聞いたフェニキア地方のツロとシドンの指導者たちは一同うち揃って王様を表敬訪問したのです。

 さて、定められたヘロデ王との面会の日がやってきました。ヘロデ王は王服をまとい、王座に座り、大演説をしたのです。集まった人々は口々に、「これは神の声だ。人間の声ではない!。」と叫び続けました。その時です。ヘロデの足元に一匹の虫が忍び寄っていました。チクリとヘロデ王の足を刺しますと、王はばったりと倒れ、息が絶え死んでしまいました。ヘロデ・アグリッパ一世は使徒ヤコブを処刑し、番兵をしていた兵士たちを虫けらのように殺害してしまいました。そして今度は、ヘロデ王が一匹の虫に噛まれ、息が絶え死んでしまったのです。

 人は生きたように死んで行くということですねえ。虫けらのように人を踏みつけた人は一匹の虫によって踏みつけられ、刺され、そして滅して行くのです。

 聖書のことばです。

 「心の高ぶりはすべて【主】に忌み嫌われる。断じて罰を免れない。
           箴言16章5節
               ヨハネの福音書20章29節

  (PBA制作「世の光」2019.9.24放送でのお話より )

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