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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■心に留められる / 福井 誠

2019年10月16日 | Weblog
2019/9/11放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。

 継続は力なり。聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがありますね。今日も聖書を開いてまいりましょう。ヨブ記7章17節から「心に留められる」と題してメッセージをお伝えします。

 「人とは何ものなのでしょう。あなたがこれを尊び、これに心を留められるとは。

 ヨブ記を読み始めています。ヨブは神に祝福された人ですが、ある日、何もかも失ってしまう実に不幸な状況に陥っていきますね。

 はじめヨブは神を信じる者らしく困難にあっても神も人も恨まず、毅然としてその苦しみを受け入れる実に立派な態度を取っていました。

 ところが彼の友人が彼の痛みを慰めるためにやってきてあれこれ語り合っていくうちに、ヨブの心の中のドロドロとした本音が次々と吐き出されていくのです。何ともその本音を聞いていると私にはまるで自分のことばのように思えて来るところがありますねえ。

 実は私ごとですが、30代の頃、アトピー性皮膚炎となって不自由な時を過ごしたことがあります。皮膚が炎症を起こし、皮がむけ薄くなって、夏場は目の周りの薄くなった皮膚に汗が染みて痛痒い。髪の毛も剥がれ落ちた皮膚で粉を吹いた状態になり、おまけに風邪をこじらせ長引き、まるで屍のように感じる重たい身体を引きずって、すべての時の動きから取り残されていく自分を感じる。そんな思いにさせられたことがありました。すべてに対して否定的な思いになっている自分がいましたね。望みもなくあっという間に一日が過ぎ去ってしまう。だから神に毒づいてそして諦めムードになってしまう。そんなことがあったのです。

 しかし今ヨブの格闘を思うとその時の大切さが分りますね。つまりヨブは諦めては居ませんね。彼は単純に神に毒づいているのでもなく、ましてもう神を信じないと人に毒づいていくのでもないのです。ヨブは神との論じ続け、ある意味で神にどこまでもしがみついているのですね。大切な点です。

 神にしがみついて祈り続ける者を神は拒まれることはありません。実際、神は後に丁寧にヨブに答えています。神は誠実なお方で期待を裏切ることのないお方です。神は私たちを心に留め、耳を傾けるお方です。神を信頼しましょう。

 では良き一週を祈ります。
 (PBA制作「世の光」2019.9.11放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

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