♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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PBA『世の光』を文字で 

■許容する神 / 板倉邦雄

2017年04月25日 | Weblog
2017/4/25放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「許容する神」という題でお話ししましょう。

 少し難しいテーマをお話しすることになります。それは主なる神様の絶対主権と私たち人間の自由意志の問題と関係性です。

 さてモアブの国の王様バラクは占い師バラムにイスラエルの人々を呪い殺してくれと依頼の使者を送りましたが断られてしまいましたね。そこで王様は前の使者よりは身分の高い大臣を前より多く遣わしました。
 大臣たちは占い師バラムの家に行って言いました。「王様はこのように申しております。どのような妨害にもめげず、どうぞ私どもの所においてください。私はあなたを大いに優遇しましょう。あなたが私に要望されることは何でも叶えましょう。どうか私の国に来て、このイスラエルの民を呪ってください。」(民数記 22:15~17参照 )

 しかし占い師バラムは王様の大臣たちに答えました。
 「たとい王様が家に満ちるほどの金銀を私に与えようとも、事の大小を問わず、私の神主のことばを超えては何もすることはできません。それでどうぞあなたがたは今夜ここにとどまって主なる神様がこの上私に何と仰せられるかを確かめさせてください。」(民数記 22:18~19参照 )

 さて、夜が来ました。主なる神様は占い師バラムに臨んで言われました。
 「この人々はあなたを招きに来たのだから立ってこの人々と一緒に行きなさい。ただし私が告げることだけを実行しなくてはなりません。」(民数記 22:20参照 )

 恐らく占い師バラムは二回目の使者たちによる王様の申し出に目がくらんだのではないでしょうか。1回目は動かなかった心が、二回目は動いたのです。

 行ってみたいなあ、という欲求。すなわちバラムの自由な意思を神様は許容したのです。神の絶対的な主権と支配、ご計画の中に於いてであります。神様は私たちの意思に自由を授けてくださいました。ですからそれが善でありあるいは悪でありましても、調整されたりすることは決してないのです。

 イエス様のことばです。
 「二羽のすずめは一アサリオンで売られているではないか。
  しかもあなたがたの父の許しがなければ、その一羽も地に落ちることはない。

   マタイの福音書 10章29節 ( 口語訳)

  (PBA制作「世の光」2017.4.25放送でのお話より )

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