花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

映画「グラン・トリノ」

2009年05月03日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
          
クリント・イーストウッドの映画「グラン・トリノ」を観てまいりました。
CGを駆使した派手な映画が多い中で、この映画は期待に十分応える出来ばえでした。最後のシーンで思わず嗚咽の声が出てしまった私でした。
人は年齢を負うごとに頑固になってまいります。朝鮮戦争で多くの人を殺害してきたウォルト・コワルスキーも頑固な老人です。妻に先立たれ、酒で体を壊し、あとは死を迎えるだけの。
そんな中、老人は一人の少年とめぐり合います。頑固さを通しながら少しずつ少年への優しい目を向けていくあたりが良いんですよね。
わたしは、イーストウッドの映画の中でも「許されざる者」と「ミリオンダラー・ベィビー」そしてこの「グラン・トリノ」が好きです。
人に対する優しさ。偏見や差別をとっくに超越したところにあるイーストウッドのもつ優しさ。
いい映画でした。お金をかけずに、こんな良い映画ができるんですね。
          
最後の字幕で流れるイーストウッド自身のつぶやくような歌には、ひたすら涙を拭かせていただきました。
やさしさは 感動を生みます

「ラッキー!」中井俊巳著

2009年05月02日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
          
またまた買ってしまいました。中井俊巳著「ラッキー!」いつもいいことが起こる人のちょっとした習慣 PHP文庫(このところ女性の著者が多い)
前回ご紹介した勝野さんの「利他の精神を養う」意味が、いとも明快にわかり易く書かれておりました。
ご紹介しましょう。

人のことを考える
自分のことばかり考えている人は、「なんで、わたしだけ・・・」「どうせ、わたしなんか・・・」という不平不満や愚痴が多い。(仏教の三毒 妬み・怒り・愚痴のひとつですね)
むしろ、自分を忘れるくらい人のことを考えている人は喜びにあふれています。
相手の人を喜ばせようと思っている人は、相手の喜びが自分の喜びになります。
相手の人やまわりの人の喜びが、わたしたちの喜びになります。
相手の人のために何かしようとしていれば、必ず伝わります。
それだけで相手の人は喜んでくれることもあります。
だれかを喜ばせたら、必ずわたしたちにいいことがあります。
その人がお返しをしなくても、あとできっと神様がお返しをしてくれるのです。
あなたの最高の笑顔、親切、思いやり、能力など惜しみなく与え、まわりの人を喜ばせましょう。
(仏教では、決して見返りを期待してはいけないと教えております)
ここまで恥ずかしげもなくストレートに書いていただくと、むしろさわやかな気持ちになる、私でございました。