花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

レモン色の町クイズ ⑪の答えです

2022年10月08日 | レモン色の町

“精養軒”さん前に立っている電柱広告。前には若美鳥旅館さんだったが、スワン美容室に変わっている。

辻俊文さん撮影

正面に“万惣”奥へ進む路地には“あかもん”が見える。もっと進むと右に“白揚書房”があり、1番街へ抜ける。ここは諏訪劇場の前から北方向に撮られた写真だ。

昭和43年のゼンリン地図より

戦後、アメリカの占領地ガリオア資金によるコッペパンと脱脂粉乳で始まった給食は、昭和29年には全国に広められた。我々団塊の世代が小学校へ入学の頃は、それに一品のおかずがついていた。脱脂粉乳はボール紙で出来た大きな円筒形の容器で学校に送り込まれ、空の筒は、中に入って転がす遊び道具となった。コッペパンは全く甘くなく、二つに割って中の部分をくりぬいて食べ、一方に押し込んで持って帰った。おかずは月の初めに公表された。4限目になると、給食室からその日のおかずの匂いがしてくる。鯨の竜田揚げ、ちくわの天ぷら、カレー、マカロニサラダなどがあった。高学年になると改善が進み、脱脂粉乳は牛乳に、パンは食パンになり、マーガリンやジャムが付くようになった。

さて、坊主頭の③男の子は、箸箱を加えて横の⑬女の子にちょっかいを出そうとしている。東京都 昭和26年 渡部雄吉氏撮影 写真でみる日本生活図引 より

ただ、男の子はとかく恥ずかしがり屋で、自分の感情をストレートに表現するのが苦手である。ああ、この女の子は可愛いなぁ、俺は好きだなぁ、と思うと、決して親切にもできないし、丁寧にも扱えないのである。それどころか、行為は必ず裏返しにしてしまう。だから、ついつい意地悪を言ったり、ひどいときは泣かしてしまったりする。そうやって、むしろ好きな女の子の気を引いているわけである。男女比べると、女子⑬の方がおませさんで、まったく嫌な風でもなく「もう、しょうがないわねぇ」といった顔をしている。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« レモン色の町クイズ ⑪ | トップ | レモン色の町クイズ ⑫ »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ボケ老人の下総人)
2022-10-08 15:23:26
この地図はいつ頃のものですか。
白楊書房の位置は変わってないようですが、
サンシの向い側が諏訪駅があったころとは様変わりしてますね。
返信する
激変の市街地 (タケオです)
2022-10-08 17:05:09
1番街の通りが出来たサンシ前の線路跡地は、激変したところです。
線路を背に、狭い路地に北向きにあった紳士服のヤマモトさんは、店舗の向きを180度変えて、メイン通りの大きな店になり、四日市一の紳士服店になりました。
バブルがはじけて振るい落とされるまでは・・・
返信する
蛇使い香具師さんのお手伝い (琵琶 男)
2022-10-16 20:48:37
昭和27~8年頃の話です  
私が小学3、4年生頃の出来事ですが、写真の香具師さんのお手伝いをしたことがありますよ
蛇は気持ち悪かったけれど何か駄賃貰って、、
最終的には軟膏かなにかの売りつけだったと思うけど
返信する

コメントを投稿

レモン色の町」カテゴリの最新記事