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表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

“寅次郎物語”感想2

2016年12月20日 | 諏訪商店街振興組合のこと

Kさんからも感想をいただきました。ありがとうございます。

“寅次郎物語”は、初めて見せていただきました。正直言って、感想としては“?”という感じです。メインのテーマとしては親子の情を挙げてあったのですが、今までの寅さんの映画にしては、イメージがだいぶん違っていました。大いなるワンパターンといえばいいのか、いつもなら“とらや”のおいちゃんやタコ社長との喧嘩のシーンとか、マドンナに対する想いもすごくあっさりと通り過ぎていったように思いました。惚れた感じが非常に薄いのか、振られた感じが全然しなかったです。

 動物と子役には勝てないと言われているとおり、今回は秀吉にすべてを持っていかれたのではないでしょうか。

 “男はつらいよ”シリーズも第39作、第1作から数えると20年ちかい歳月が流れています。渥美清が亡くなる10年ほど以前の作品ですから、病を隠しての出演だったのではないでしょうか。大きな立ち回りも無くなるはずです。その後、山田監督は、成人した満男にピントをあてるようになります。「寅次郎は回を重ねるごとに成長している」と言われますが、成長しているのではなく元気がなくなってきている、その分、物の道理がよくわかる人間になってきているのかもしれません。

※ 会場でのお問い合わせ 渥美さんは享年68歳でした。


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