新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

叱るべきは叱れ!

2008年02月24日 11時46分00秒 | 身辺雑記

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待ちわびの紅梅(7)  2008年2月22日

  昨日はははじめのうち、南西の風だったらしく、気象庁では「春一番」と発表。

 その後は北西風に変わって、冬へ逆戻りした。

 その風が夜通し吹き荒れ、今朝もまだ大荒れの状況である。

 今朝は紅梅のご機嫌を見に行くどころではなく、家の中でちんまりしている。

 従って今日の写真は、一昨日に撮った紅梅でお茶を濁すことになった

 去る2月19日の午前4時ごろ、千葉県沖で、海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」が衝突した。清徳丸は破壊され乗組員親子が海に投げ出された。

 二人は今に至るも救助されていない。

 その後の状況、衝突原因、責任問題、再発防止策などについて、テレビや新聞で連日連夜取り上げられている。ことの重大性から、当然のことと思う。

 野党側では、早くも石破防衛大臣の罷免問題も云々しているようだ。

 今は緊急措置の実行中なのだ。この段階で、防衛大臣の罷免を野党が求めるとすれば、単に政争の具としているとしか思えない。

 国家と国民の安全を司る防衛大臣であるだけに、一定の整理がついた後、粛々と責任問題を論ずべきではないか。

 私自身、石破大臣の言動に、疑問がないわけではない。

 今朝のテレビ番組においても、司会者から、「この度の衝突事故について、大臣はどのように思われますか」と、問われた。

 その問いに対し、大臣は、「決してあってはならない事故だったのだが、捜査当局が捜査している現段階において、私からのコメントは差し控えたい」と回答している。

 この大臣は、いつも冷静で、怒ったりしない。

 國の安全保障担当として冷静は必須な資質だが、自国の軍隊が引き起こした事件に対しては、果たしてそれでいいのか。

 訴訟問題になった時のことを考え、私情を吐露しないのか。

 私には疑問に思える。

「原因や責任問題については調査中なので申し上げられないが、国民を守るべき軍隊が、かかる事態を引き起こし、まったく申し訳ない」とした上で、防衛省全体に対し、厳しく叱責すべきではないか。

 テレビの前で、あるいは記者会見の場で、嘘涙でもいいから涙を浮かべつつ、部下を叱る言葉があっていいのではないかと思う。

 防衛省の志気にかかわることを考えているのであれば、そのようなことで志気が低下する軍隊など、私は要らない。

「原因の如何を問わず、国民を守るべき軍艦が、漁船と衝突するとはなにごとか!」

 怒りを露わにする石破防衛大臣を見たかった。

 会社経営者においては、他社との競争関係やマーケットへの影響もあるので、公の場で部下を叱責することは差し控えなければならない。

 しかし怒ってもいい場面では、厳しく叱責することが必要だ。

 叱らない大臣、叱らない社長、叱らない教師、叱らない父親。

 叱ることで内外に対し、毅然とした大臣、毅然とした社長、毅然とした父親を見せるべきなのだ。

 叱らないのは、責任放棄ではないのか。

 叱るべきは断固叱れ!

 

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コメント (16)
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