![Simg_2168ta Simg_2168ta](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/b3/4839f52c072b991ab799e4a782906ac0.jpg)
昨日はははじめのうち、南西の風だったらしく、気象庁では「春一番」と発表。
その後は北西風に変わって、冬へ逆戻りした。
その風が夜通し吹き荒れ、今朝もまだ大荒れの状況である。
今朝は紅梅のご機嫌を見に行くどころではなく、家の中でちんまりしている。
従って今日の写真は、一昨日に撮った紅梅でお茶を濁すことになった。
去る2月19日の午前4時ごろ、千葉県沖で、海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」が衝突した。清徳丸は破壊され乗組員親子が海に投げ出された。
二人は今に至るも救助されていない。
その後の状況、衝突原因、責任問題、再発防止策などについて、テレビや新聞で連日連夜取り上げられている。ことの重大性から、当然のことと思う。
野党側では、早くも石破防衛大臣の罷免問題も云々しているようだ。
今は緊急措置の実行中なのだ。この段階で、防衛大臣の罷免を野党が求めるとすれば、単に政争の具としているとしか思えない。
国家と国民の安全を司る防衛大臣であるだけに、一定の整理がついた後、粛々と責任問題を論ずべきではないか。
私自身、石破大臣の言動に、疑問がないわけではない。
今朝のテレビ番組においても、司会者から、「この度の衝突事故について、大臣はどのように思われますか」と、問われた。
その問いに対し、大臣は、「決してあってはならない事故だったのだが、捜査当局が捜査している現段階において、私からのコメントは差し控えたい」と回答している。
この大臣は、いつも冷静で、怒ったりしない。
國の安全保障担当として冷静は必須な資質だが、自国の軍隊が引き起こした事件に対しては、果たしてそれでいいのか。
訴訟問題になった時のことを考え、私情を吐露しないのか。
私には疑問に思える。
「原因や責任問題については調査中なので申し上げられないが、国民を守るべき軍隊が、かかる事態を引き起こし、まったく申し訳ない」とした上で、防衛省全体に対し、厳しく叱責すべきではないか。
テレビの前で、あるいは記者会見の場で、嘘涙でもいいから涙を浮かべつつ、部下を叱る言葉があっていいのではないかと思う。
防衛省の志気にかかわることを考えているのであれば、そのようなことで志気が低下する軍隊など、私は要らない。
「原因の如何を問わず、国民を守るべき軍艦が、漁船と衝突するとはなにごとか!」
怒りを露わにする石破防衛大臣を見たかった。
会社経営者においては、他社との競争関係やマーケットへの影響もあるので、公の場で部下を叱責することは差し控えなければならない。
しかし怒ってもいい場面では、厳しく叱責することが必要だ。
叱らない大臣、叱らない社長、叱らない教師、叱らない父親。
叱ることで内外に対し、毅然とした大臣、毅然とした社長、毅然とした父親を見せるべきなのだ。
叱らないのは、責任放棄ではないのか。
叱るべきは断固叱れ!
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