新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

当時の不良高校生

2008年02月16日 08時54分00秒 | 身辺雑記

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待ちわびの紅梅(3)  2008年2月15日

 私が待ちわびていた紅梅も、やっと二分咲き。

 あと数日で、ふわーっとした雰囲気の艶やかな花たちに会えそうだ。

 成人とする年齢を20歳から18歳に引き下げるかどうか、論議が出ている。

 もとはと言えば、憲法改正のために必要な手続きとして国民投票法が制定され、投票権者を18歳以上としたことに端を発している。

 憲法改正や投票法の是非は別として、従来は20歳としていた民法上の成人年齢を、18歳に引き下げることが法政審議会に諮問されたのだ。

 年齢規定のある法律は数多い。難しい議論になりそう。

 18歳と言えば、高校を卒業するかどうかの年頃。かなり複雑な年齢だ。

 飲酒や喫煙の問題一つとってみても、論議は沸騰するのではなかろうか。

 結婚の問題も大きい。

 犯罪防止や罰則等の適用についても、十分な議論が必要だろう。

 それに引き替え、私の18歳時代は純情なものであった。今に比べればまるで、ネンネだ。

 私の煙草は、高校3年末期が初体験。

 その当時は、喫煙がバレれば停学処分だった。

 先生が生徒のポケット検査をして、煙草カスの有無を探せた時代だったのだ。

 飲酒などはもっての外。

 その時代の感覚で今の18歳を理解しようとしたら、とんでもない的はずれの議論になりそうだ。

 従って、私には議論に加わる資格がない。自信もない。

 高校3年生の時、私は同じ市内の女子高校生を、デートに誘った。

「デートに誘った」という表現は少し違う。

 私の同級生の中に、その女生徒と同じ中学校を卒業した友人がいた。

 その友人を介してラブレターまがいの手紙を渡し、やっと「逢い引き」に成功したのだ。

 その当時は「逢い引き」だった。デートとは言わなかった。

 場所は某市にある観梅の名所。

 折悪しく前日に雪が降り、公園はぬかるんでいた。

 二人とも学校の鞄を持って、ボチボチと辻褄の合わない話をした。

 男の私に相応の気持ちはあったのだが、手続きの手際もよく分からず、いたずらに時間が過ぎていった。

 とどのつまり、茶店で甘酒を飲んだだけで別れた。

 今から55年前、つまり半世紀以上も前の話。

 私のグループには「悪所通い」をしていた奴もいた。しかし通常の「悪」は、「隠れ煙草」程度のことだった。

「悪」の中には、「婦女暴行」で退学処分となった桁外れの「悪」もいたが、「クスリ」とか「援助交際」までの行動力はなかったように思う。

 噂では、生活のために、身体を売っている女生徒の話は聞いていた。

 真偽は知らない。噂だけだったように思う。

 田舎の「不良少年」は、その程度のものだった。

 そんな時代の私には、18歳問題を議論する勇気はない。

 途方もない時代になっているような感じだ。末が恐ろしいと思う。

 誰が悪いということではない。時代の推移が人や世相を変えているのだろう。

「逢い引き」の初体験となった某公園は、今も白梅中心の「梅の名所」となっている。 

 梅の季節、そこは私の宝ものかもしれない。

 今日もまた、これから「?」です。

 毎週なので、恥ずかしいから、「?」と表現します。

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コメント (10)
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