アメリカセンダングサ 2008年2月22日
昨日は3月下旬とも言える暖かな日和だった。
仕事場へ行く前、時間を作って、「待ちわびの紅梅」を見に行った。
期待に応えてくれていて、機嫌の良い咲き具合。満開寸前だった。
写真は機嫌良く咲いている枝を選んだので、ほかの枝はここまで咲いていない。
暖かさに誘われ、グランドを少し歩いてみた。
タンポポやイヌフグリもほころんでいたが、地面に這いつくばってやっと咲いていた。
まだまだ痛々しい感じで、レンズを向ける気持ちにはなれなかった。
いや、実は撮ってみたのだが、絵にならない。
その辺りに群がって枯れているアメリカセンダングサに眼が行った。
私の子供のころは、「ドロボウグサ」と呼んでもいたが、その呼び方は一般的ではないらしい。「ヒッツキ虫」のほうが、名が通っているようだ。
その「ヒッツキ虫」に、まだ新しい息吹は感じられなかった。
枯れきった実が、早春の風に吹かれていた。
咲き誇っている紅梅と枯れたヒッツキ虫が、同じ空気を吸っている図。
それぞれが、一番いい姿を私に見せてくれているように思える。
紅梅はこぼれそうに咲き誇っている姿。
ヒッツキ虫は痩せて朽ち折れそうな姿。
どちらも私を惹きつけてくれて、ありがたい。
世の中ってそのようなものなのだろう。色々な姿形や生き方があっていい。
仕事場では、幾人かの後輩と話ができた。
今日は土曜日恒例の外出。
夕方からはまた厳寒にもどるとのこと。寒さ対策は怠れない。
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