新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

酒断ちて

2008年02月14日 09時05分57秒 | 写真俳句・エッセー

Simg_0379t
紅梅や酒断ちてまだ七ヶ月

 なんとなく体調が優れない感じがしたためか、いつの間にか酒から遠ざかっていた。

 医師から禁酒や断酒を勧められたわけではない。

 自然にそんな状態になっていたのだ。

 それまでは、煙草は止められても、酒を止める気持ちはなかった。

 ほぼ30年前から煙草は止めていた。

 酒は加齢と共に徐々に強くなり、止めることが億劫になってきていた。

 にもかかわらず、酒から遠ざかり始めて、もう七ヶ月も経っていた。

「禁酒だ!」だの「断酒だ!」だのと仰々しく宣言したりもせず、いつの間にか遠ざかっていたのだ。

 二つの臓器に癌が巣くっていたのだから、自然だったのかもしれない。

 とすると、自然のシグナルをしっかり受け止めていたことになる。

 それほど私の神経は繊細だったのか?

 そんな他愛ないことを考えながら、昨日、強風の中、紅梅の咲き具合を見に行ってみた。

 やはり、蕾は固かった。

 雪のせいなのだろうか。気に入っている紅梅なので、開花が待ち遠しい。

 写真の紅梅は、昨年2月9日撮影。

   紅梅や酒断ちてまだ七ヶ月    鵯 一平

   紅梅や酒断ちてはや七ヶ月    鵯 一平

 「まだ七ヶ月」なのか「はや七ヶ月」なのか。

 微妙な違いは、呑んでみたときに実感できるように思う。今は判別できない。

 一方の心は、「もう少し待とうよ」と言っており、片方では、「もういいのではないか」と誘っている。

 医師のオフイシャル見解は、「ああ、もう何をしてもいいですよ!」、と至極楽観的なのだ。

 でもここは、我慢のしどころかも知れない。

 ちなみにカミさんの見解は、「とんでもない、まだまだダメよ!」、である。

 これから仕事場へ向かう。

にほんブログ村 シニア日記ブログへ ← お読み頂きありがとうございました。
            ポチッと応援クリックをお願いします。
            励みになります。
                                                    


             

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする