新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

遅き春

2008年02月19日 07時40分59秒 | 写真俳句・エッセー

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ほとけのざ咲いて今なほ遅き春

 暦のうえではもう春なのだが、風が強いせいかまだ肌寒い。

 家庭菜園の生け垣の傍らで、ほとけのざが咲いていた。

 この付近も先日の雪で真っ白となったが、今日あたり、もう春を感知して咲き始めたようだ。

 可愛い心根ではないか。

 人間のほうは、「寒い、寒い」と言っているが、野草は遅滞なく営みを進めている。

 地方によって異なるが、立春が過ぎても肌寒いことが多い。

 そんな微妙な肌合いの違いを、歳時記では、「遅春」、「春遅し」、「遅き春」、「おそ春」などと表現している。

 「余寒」や「春寒」、「料峭」などもある。

 句のなかでどのように活かすかは、その状況に応じた気分。

 私のような初心者には「気分」としか言いようがない。

 だから、あまり悩まない。(いや、実は悩んでいるのです)

「ほとけのざ」は越年草。春の七草のホトケノザとは異なる。

 花の最盛期は、3月~6月ごろ。

   ほとけのざ咲いて今なほ遅き春   鵯 一平 

 

 桃が咲き桜が咲くと、季節は疾走し始める。

 あっという間に田植え、草取りの季節となり、葉桜が茂る。

 また季節に追いまくられることになって慌ただしいことだ。

 これから仕事場へ向かいます。

 

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コメント (10)
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