新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

春の雪

2008年02月13日 09時07分27秒 | 写真俳句・エッセー

Photo
仏壇の灯の揺らぎたる春の雪

 節分の日、雪が降った。

 それほどの大雪ではなかったのだが、立春の朝、道路凍結などにより、首都圏では交通に支障が出て大騒ぎとなった。

 その後もまた降雪があった。まさに春の雪だった。しかし降ってもすぐに溶けたので、交通障害は起きなかった。

 私は寒がりなので、今がもっともイヤな季節。

 そんな私でも、春分過ぎの雪はそれほど嫌いではない。

 外出せずにテレビを見ながら、「下手な歩き方だなあ」などと言っておれる状況にあれば、むしろ歓迎かもしれない。

 春分過ぎの雪には、かすかな春の気配が漂っている。

 仏壇の灯りも揺らいで、明るくなったような感じだ。

 花々が華やぐ春は、もうそこに来ている。

     
  仏壇の灯の揺らぎたる春の雪  鵯 一平 

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コメント (14)
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