節分の日、雪が降った。
それほどの大雪ではなかったのだが、立春の朝、道路凍結などにより、首都圏では交通に支障が出て大騒ぎとなった。
その後もまた降雪があった。まさに春の雪だった。しかし降ってもすぐに溶けたので、交通障害は起きなかった。
私は寒がりなので、今がもっともイヤな季節。
そんな私でも、春分過ぎの雪はそれほど嫌いではない。
外出せずにテレビを見ながら、「下手な歩き方だなあ」などと言っておれる状況にあれば、むしろ歓迎かもしれない。
春分過ぎの雪には、かすかな春の気配が漂っている。
仏壇の灯りも揺らいで、明るくなったような感じだ。
花々が華やぐ春は、もうそこに来ている。
仏壇の灯の揺らぎたる春の雪 鵯 一平
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