人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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JR函館線の列車接近:「異常事態」の認識なく指令センターの対応遅れる

2009-02-07 22:34:35 | 鉄道・公共交通/安全問題
JR函館線の列車接近:「異常事態」の認識なく 指令センターの対応遅れる(毎日新聞北海道版)

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 滝川市のJR函館線の信号機が1月15日に誤作動を起こし、上り旅客列車が滝川駅手前で停止していた貨物列車に280メートルまで接近して緊急停止した事故で、JR北海道は6日、指令センターに当初は重要なインシデント(重大事案)との認識がなく、対応が遅れたことを明らかにした。ATS(自動列車停止装置)が部分的に機能しない異常事態の場合、全列車を止めることになっているが、今回のケースでは同社は通常ダイヤで運行を続け、衝突を回避する運行方式に切り替えたのは事故から約4時間後だった。

 同社によると、旅客列車の運転士から緊急停止の無線連絡を受けた指令センター(札幌)の副指令長は、信号機と信号機の間(643メートル)に2本の列車が同時に進入するインシデントが起きたのを認識せずに運行を続け、信号機の作動状態を2回にわたって現地担当者に確認させた結果、異常が分かった。同社は「インシデントに気づくチャンスは何度かあったが、見逃した」としている。【斎藤誠】

2月7日朝刊
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過去ログで取り上げた重大インシデントの続報だが、このようなニュースに接すると、JR北海道は大丈夫なのか? という気がしてくる。

最近のJR北海道のインシデントで重大なのは、フェイルセーフ欠落による事例が増えているということだ。「危険を感じたらとにかく止めてみる」という視点が欠けている上、危機感がない。これは、福知山線事故直前のJR西日本と同じであり、大事故に至る会社の危険な兆候だということができる。

JRグループで次に大事故を起こすのはJR北海道なのではないか。私は今そんな気がしている。JR北海道の鉄道マンたちが少しでも誇りを持っているなら、いい意味で私の予想を裏切ってほしい。

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