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国は今こそ貨物列車迂回対策を!

聖光学院の夏、終わる

2008-08-16 20:21:30 | 芸能・スポーツ
突然だが、8月に入ってからのあまりの多忙に、フォローできなかった夏の甲子園の話題。

福島在住の当ブログ管理人は、ずっと福島代表の聖光学院を応援してきた。今や福島県代表の定番となった感のある聖光学院は、大方の下馬評を覆し、ベスト8にまで駒を進めた。福島県勢として実に33年ぶりのベスト8進出。そして今日、聖光学院は強豪、横浜と対戦した。

横浜、聖光学院に15-1で快勝 筒香2本塁打でベスト4進出(毎日新聞)

・・・というわけで、聖光学院の夏は終わった。

明日17日に大阪で野暮用がある私。どうせ泊まらなければならないのなら1日早くても一緒だとばかりに、今日の昼大阪入りした私は、甲子園球場にやってきた。高校野球ではもっとも面白いといわれる準々決勝だけあってチケットは早々に売り切れ、無料開放されている外野スタンドに回った。そういうわけで、今日の横浜-聖光学院戦は生で見た。第1試合の常葉菊川-智弁和歌山戦は途中から見ることができた。

この試合、聖光学院はこれまで先発してきた佐藤ではなく仲田を先発させた。疲れの溜まった佐藤を休ませたかったのかもしれない。だが結果的に見ればこの起用は裏目に出た。甲子園で一度も投げた経験のない仲田をいきなり強豪・横浜相手に先発させるのはどう見ても賭けの要素が大きすぎる。監督の采配ミスだと私は思った。

仲田は変化球に切れがなく、唯一の決め球である直球を打たれ、前半で早々に勝負が決まってしまった。6回から中継に出た佐藤も火消しにならず、打ち込まれた。
終わってみると、3人目に登板したリリーフ、横山が直球も冴え、最も良かったのではないかと思う。

それにしても、2本塁打を含む3安打、8打点と大暴れした横浜の筒香(つつごう)は超高校級の大物スラッガーだと思う。今日の甲子園は天気が下り坂で、いつもの浜風ではなくセンターからホーム方向へ風が吹いていた。2本塁打はいずれも逆風だったが、2本とも風速7メートルの強い逆風をものともせずスタンド入りさせた。

甲子園では、毎年、どの大会にも必ず4~5人の「怪物」がいるが、この大会では間違いなく筒香もその1人だろう。今シーズン、打線の極度の決定力不足に苦しみ、打っても打っても残塁の山が築かれ本塁が遠い楽天あたりは本気で獲得を考えてもいいのではないか。そんなことを思わせてくれる怪物スラッガーである。

聖光学院は、圧倒的な横浜との力の差を見せ付けられた試合だったが、一方でリリーフ・横山の好投が光った。はじめから彼を出しておけば・・・と思うのは結果論に過ぎないだろうが、実は彼はまだ2年生で来年がある。聖光学院は来年、彼がエースに君臨するわけで、他の福島県勢が県予選で横山を擁する聖光学院を打ち砕くのは相当厳しいと見ておかなければならない。来年も福島県は聖光学院を軸に県予選が展開すると思う。

試合後、私が甲子園の外に出てみると、ちょうど横浜高校と聖光学院の貸切バスが仲良く並んでいるところだった。先に横浜高校ナインがバスに乗り、宿泊先へ向かって出発した。そばにいた聖光学院の生徒たちが、互いの健闘を讃え合うように横浜ナインに手を振った。バスの中から横浜ナインも手を振ってそれに応えた。聖光学院の女子生徒が携帯カメラを向けると、横浜の選手がVサインで応えていた。

こういう生徒たちのさわやかな交歓風景を見ていると、ああ、部活動なんだなあと思う。私にもこんなまぶしい青春時代があったはずだ。甲子園は、どこかに置き忘れてきたそんな思春期の感動を呼び覚ましてくれるすばらしい場所である。

決勝戦は2日後である。勝利の女神がどの高校に微笑むかはまだわからないが、残った4校も精一杯プレイしてほしい。ここの土を踏むこと自体が選ばれし者の誇りだと思うから。

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