ひろの東本西走!?

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南宗寺とせいろそばの「ちく満」

2008-08-15 21:38:00 | まち歩き

毎年お盆は堺の実家に帰って南宗寺にお墓参りをします。南宗寺は堺ではかなり有名なお寺で、Wikipediaによると下記のように書かれていました。
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<起源と歴史>

河内飯盛城主・三好長慶(みよしながよし)が父、三好元長の菩提を弔うため、弘治3年(1557年)、大徳寺90世の大林宗套を開山として創建したものである。創建当時は堺市宿院町付近にあったと伝える。天正2年(1574年)の松永久秀の兵火で焼け、さらに慶長20年(1615年、7月に元和と改元)の大坂夏の陣では堺の市街とともに焼失したが、その後、当時の住職であった沢庵宗彭によって現在の場所に再興された。現存する仏殿、山門などは沢庵の没後、17世紀半ばに整備されたものである。第二次世界大戦で一部の建物を失ったが、境内は江戸時代の禅宗寺院の雰囲気をとどめている。

<境内>

仏殿 承応2年(1653年)建立の禅宗様仏殿。入母屋造、瓦葺き、一重
    もこし付き(1階建てだが屋根は2層になっている)。内部は石敷きの
    土間で、中央仏壇上に本尊釈迦三尊像を安置する。
    山門、唐門とともに1993年12月、国の重要文化財に指定されている。

唐門 仏殿の右方にある小規模な門で、仏殿と同時期の建設と思われる。
山門 甘露門とも称する。正保4年(1647年)の建立。

建造物は他に総門、鐘楼、禅堂、坐雲亭、方丈、実相庵などがある。茶室実相庵は千利休好みと伝えられ、1963年に再建されたものである。また、方丈の枯山水庭園は古田織部の作と伝えられ、国の名勝に指定されている。

境内には他に、徳川家康のものと伝えられる墓、武野紹鴎の供養塔、千利休一門の供養塔、三好一族の墓所、津田宗及一門の供養塔などがある。
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私が枯山水庭園などをじっくりと見学したのは過去に1回だけかな?

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これが国の重要文化財である山門「甘露門」です。近くには印象的な鐘楼もあります。我が家のお墓はこの山門の横手にあります。

お墓参りをすませた後、今年は私の希望もあって、宿院にあるせいろそばの「ちく満」に行くことにしました。ここも堺名物の老舗で、店の方に聞いたところ創業400年!だそうです。建物は戦争で焼けたため、そう古くはないのですが、それでも歴史を感じさせてくれる佇まいが素晴らしいです。

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入り口はレジを挟んで左右2箇所に分かれているのですが、下の写真の建物の方がやや古いとのことでした(建物は逐次増築したようです)。確かに建具の風合いや黒っぽい色合いなどに時代の古さが感じられます。

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ここのお店はメニューが蒸しせいろそばのみというちょっと珍しいお店です。注文も1斤、1斤半、2斤というようにそばの量だけを指定します。不思議なのは値段設定で、1斤:800円、1斤半:900円、2斤:1000円と量を増やす方が超リーズナブルになります。たくさん食べる人にとっては嬉しい値段設定とも言えます。

さて食べ方です。まず、生卵を丸々1個といだお椀に熱い出汁(だし)をそそぎます。そこにそばをつけて食べるのですが、そばは蒸してあるので柔らかく、こしのある食感が好きな方にはちょっと不向きですね。しかし、温かく柔らかいそば+濃厚だけどまろやかな出汁の組み合わせが独特の味と食感を生み出して、好きな人にとってはやみつきになります。子供達もここのせいろそばは美味しいと感じているようです。今回は私が2斤、妻と長男が1斤半、母と次男が1斤を頂きました。そばを食べた後は出汁をそば湯で薄めてお吸い物のようにして飲みます。これがまた何ともいえず美味しいです。最初、2斤でもちょっと物足りないかなと思ったのですが、出汁+そば湯を何杯も飲んで満腹になりました。シンプルだけど奥深い味かな?私は大好きです。

◎最後のおそばの写真のみ下記のブログに掲載されていた写真を使わせて頂きました。どうもありがとうございました。

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