渡瀬夏彦よ 「ノン」を消してフィクションライターがお似合いだよ


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内なる民主主義28新発売


1295円(税抜き)


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渡瀬夏彦よ 「ノン」を消してフィクションライターがお似合いだよ

 ノンフィクションライター渡瀬 夏彦が沖縄に関する評論をシリーズで現代ビジネスに掲載するようだ。渡瀬氏は、
「沖縄の現実を見て見ぬフリすることによって己の日常の安泰を保とうとしている人びとや、あるいは沖縄の人びとを酷い目に遭わせているという自覚すらない多くのニッポン人の心に、わたしは波風を立てたい」
と述べている。渡瀬氏は東京から沖縄に移り住んで16年になるらしい。多くのニッポン人の心に波風を立てたいヤマトゥンチュの筆者が最初に取り上げたのがハンストをした元山仁士郎氏である。それだけで渡瀬氏の正体は明らかである。彼は米軍基地反対、辺野古移設反対の左翼が創り上げた沖縄に単純に乗っかっているジャーナリストである。
 沖縄にきて16年になる彼が沖縄を理解するために参考にするのが文字の沖縄である。文字の沖縄は圧倒的に左翼系の世界である。彼は左翼が描いた紙の上の沖縄に住んでいる。彼の信じる沖縄は紙の上の沖縄である。彼は紙の上の沖縄に立ったまま主張している。沖縄の現実には立っていない。

渡瀬氏はハンストで元山氏が日本政府に要求したのは、
(1) 辺野古新基地建設の即時断念
(2) 普天間飛行場の数年以内の運用停止
(3) 日米地位協定の運用にかかるすべての日米合意を公開し、沖縄県を含む民主的な議論を経て見直すこと
であると指摘している。渡瀬氏は(1)と(2)に関しては沖縄県民ならばすぐに理解し、同意できる人が多いだろうと述べている。大事な問題は県民が同意するか否かではない。元山氏の要求が正しいか否かである。渡瀬氏は自分の判断はしていない。元山氏の要求は県民が同意すると信じているだけである。
(1)は間違っている。新基地ではない。普天間飛行場の移設基地である。普天間飛行場を辺野古に移設するべきであって即時断念を要求するのは非現実的である。(2)の要求も政府は100%聞き入れない。実現不可能な要求である。渡瀬氏は元山氏が実現不可能な要求していることを指摘していない。元山氏と一緒に紙の上の沖縄に居るからだ。
 渡瀬氏は多くの県民が同意すると思っているがどうだろう。名護市長選挙では移設反対の立候補が大差で敗れた。同意する県民はかなり減っている。

 私は2012年に「沖縄に内なる民主主義はあるか」を出版した。



電子書籍発売中
沖縄に内なる民主主義はあるか 350円

その本に「第五章 普天間飛行場の移設は辺野古しかない」を掲載した。目次を紹介する。

沖縄県の人口の推移
戦前の沖縄の人口は60万人が限度だった
農業中心の沖縄の人口を推計する
沖縄の人口増加は基地経済が原因
宜野湾市の戦後の経済発展の要因
沖縄に米軍基地が存在している理由
沖縄の米軍基地強化と密接な関係がある旧ソ連圏の脅威的な拡大
沖縄の米軍基地強化と密接な関係がある中国の勢力拡大
沖縄の米軍基地強化と密接な関係があるアジアの冷     
                     戦
沖縄の米軍基地強化と密接な関係があった朝鮮戦争
普天間飛行場強化は共産主義勢力の封じ込み戦略の
ひとつであった
普天間飛行場の歴史
普天間第二小学校
普天間第二小学校の移転問題
普天間飛行場のクリアゾーンに人が住んでいるの
は誰の責任か
普天間飛行場の移設問題
国外移設運動の歴史
県外移設運動の歴史
沖縄の構造的差別は本当か
構造的差別論は反戦・平和主義ではない
普天間飛行場の国外移設=グアム移設は可能か
普天間飛行場の「県外移設」は可能か
県外移設論者たちのずるさ
辺野古移設は可能か
辺野古は米軍基地を受け入れて繁栄した過去がある
今も中国・北朝鮮と周辺国との緊張状態は続いてい    
                     る
米軍基地があるから戦争に巻き込まれない
沖縄にヘリコプター基地は必要

普天間飛行場移設問題とは関係なく、
一日も早い、
普天間第二小学校の移転を訴える。

普天間飛行場、米軍基地、アジア情勢などあらゆる面から問題追及した。その結果普天間飛行場の移設は辺野古しかないと結論した。県民が私の説明を読んでくれれば辺野古移設に賛成したはずである。10年前に書いたことが真実であることが今明らかになってきた。だから、辺野古移設を容認する県民が増え、名護市長選は大差で辺野古移設反対の候補者を破ったのである。

(3)について渡瀬氏は、
「(前略)日本国憲法の上に日米地位協定があって、国会の上に日米合同委員会がある。この2つの中で日本はアメリカに対して何も言えない状況があります」
翁長雄志前知事の生涯最後の記者会見(2018年7月27日)での言葉を紹介することで、理解を深めていただく一助となればと述べ、この翁長氏の言葉は、本当に重い「遺言」のようなものだと思うと締めくくっている。
日本の議会制民主主義を理解していないからアホらしい主張をするのである。日本国憲法は日本の政治体制を根本的に決めるものであり、日本最高の法的存在である。日米地位協定は日本と米国の協定であり国会が決める。国会は地位協定を破棄することができる。憲法は国会で変更できない。国民投票でのみ変更が可能だ。
日米協定破棄を主張する共産党と左翼が与党になれば破棄することができる。地位協定に賛成する自民党が与党であるから地位協定は続いているだけのことだ。
翁長前知事は憲法と地位協定の違いも知らないお粗末な政治家だったのだ。その翁長知事の言葉を鵜呑みにしている渡瀬氏には呆れてしまう。このような無知な連中が大手を振って威張り散らしているのが沖縄である。残念なことだが、沖縄は嘘が踊りまくっている。現実がねじ曲げられている沖縄である。
左翼が創り上げた紙の上の沖縄を潰して、現実の沖縄を明らかにしていく必要がある。
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今年の梅雨は異常気象 激しい長雨 ゴーヤー・トマト・ナスビの実がならない

今年の梅雨は異常気象 激しい長雨 ゴーヤー・トマト・ナスビの実がならない

 激しい雨が一カ月以上も続いている。梅雨はしとしと降るが今年の梅雨は激しい大雨である。こんなに大雨が続くのは初めての経験だ。

 5月の沖縄は梅雨になるから梅雨の雨であるはずだが、梅雨はしとしと降るのに今年の雨は豪雨であるのだ。それに梅雨は4、5日降った後に1、2日は晴れになる。週の前半に雨が降れば週末は晴れるというケースが多い。しかし、今年の梅雨は毎日が雨の日で晴れた日はない。今年の梅雨は異常に雨が多い。雨が多いことはダムの貯水率で明らかである。10日前の1日、沖縄本島中北部で国が管理する9ダムのうち大保ダム(大宜味村)を除く8つのダムの貯水率が100%となったのである。100%になって以後も大雨が降り続けている。越流(オーバーフロー)が続いている。このように雨が降ったのは過去にない。

異常な大雨は野菜に大きく影響している。トマトとナスビは順調に育ち、トマトは10個以上の実がなり、数個のトマトは実が赤くなって収穫した。ナスビも2個収穫した。これから実が大きくなるのを楽しみにしていた。ところが異常な大雨が続いた。トマトの実は大きくならないで腐れて落ちてしまった。ナスビは花は咲くが実にはならない。こんなことは初めてである。実の成長が止まり腐れてしまうということは考えられない。気温が急激に下がるのなら分かるが気温は下がらなかった。大雨が続いたことが原因としか思えない。トマトとナスビは実がついた後に異常なことが起きたがゴーヤーは実がまだならない。普通なら実がなる頃であるが実がつかないなっている。しかし、ゴーヤーにはまだ実がないのだ。異常な大雨の梅雨が原因としか思えない。

「花より野菜」の私は家の花壇に花を植えないで野菜を植えている。トマト1、ナスビ2、ゴーヤー⒉を4月に植えて、数日前にモーイとキューリを2本ずつ植えた。ピーマン、オクラも植えようと苗は買った。晴れた日に植えようと思う。

私の野菜だけが異常事態になっているかもしれないと考えることはできる。しかし、長年野菜育ててきた。今までこんなことはなかった。私の野菜だけが異常で他の人が育てた野菜は普通であるとは思えない。畑の野菜も同じだと思う。
畑をやっている友人と居酒屋で会う約束をした。野菜のことを確かめることが目的ではない。彼に煮た山芋を渡すのが目的だ。
私は月に数回は彼の畑に行き、ビールを飲みながらゆんたくをする。しかし、雨が降り続いているので一カ月以上畑に行かなかった。彼に頼まれたことがあった。山芋を煮てあげることだった。山芋の一個は私がもらい、一個は煮て彼にあげる約束をしていた。彼は山芋をビールのつまみにしている。彼から山芋を受け取ったのは一カ月以上前のことである。酒のつまみにするのだから急いで煮ることはない。気が向いたら煮るつもりだったが、雨が降り続いた。雨が降っていては畑に行けない。その内に晴れるだろうと思っていたら一カ月が過ぎた。一カ月も経ったので居酒屋で渡すことにしたのだ。
 山芋は大きい。普通の鍋で煮るには皮を剥いて切り刻まなければならない。しかし、山芋は皮のまま煮るのが普通である。その方が山芋のうま味が残ると子供の頃に教えられた。だから、皮のまま煮るのにこだわっている。皮のまま煮るには普通の鍋では煮ることができない。私は大きい圧力鍋を持っている。山芋を皮のまま煮ることができる。だから、大きい圧力釜を持っていない友人の山芋を私が煮るのだ。これで4度目である。

山芋の写真である。この山芋はとても大きい。私が煮た山芋の3倍以上である。

 読谷村の山芋スーブ(勝負)で優勝した山芋である。山芋スーブは一個の種芋から収穫した量を勝負する。優勝した写真の山芋は346・8キロである。山芋スーブは前石川市の伊波だけで行われていた。伊波では昔から行われている伝統行事だという。沖縄紙に伊波の山芋スーブが掲載されようになり伊波の山芋スーブが広く知られるようになった。すると他の地域でも山芋スーブが行われるようになった。読谷もその一つである。
 伊波の山芋スーブで山芋を掘る様子を見に行ったことがある。10年以上前のことである。山芋は好きだし父が植えていた伊波の山芋スーブで一つの種芋から100キロ近く収穫する農家もあるという。信じられない話だったので収穫する様子を見たいと思い、行った。
畑には10人ほどの白髪交じり人間たちが真剣な顔をして話し合っていた。畑の主らしい人が掘り出す山芋を指定すると5、6人がスコップや鍬で慎重に掘り始めた。
 山芋を掘るときはインチキがないように山芋スープに参加する全員で掘るという。仲良く笑いながら掘ると予想していたがそうではなかった。真剣な顔であった。山芋スープは親睦会であり楽しく笑いながらやると想像していたが意外と真剣にやっていることに驚いた。収穫した山芋は公民館に運び、重さを量って勝負するのだ。
 読谷村の山芋スーぶは伊波よりもスケールが大きくなった。一つの種芋から写真のような346・8キロも収穫する。それは鍬やスコップを使った人力ではできない。土を掘るときにユンボを使うのだ。ユンボで深く広く耕すのである。そして、糊料をたっぷり入れる。だから300キロ以上も収穫するのである。読谷村の山芋スーブには農業はしていなくてユンボなどの機械を扱っている人たちが山芋スーブに参加するためだけに山芋を栽培しているという。伊波の農業をしている人たちの勝負の世界とは違ってきている。私は伊波の山芋スーブが好きだ。

 友人からの山芋は隣の畑をしている人からもらったものだ。彼は80歳である。彼は野菜を育てるのが好きな人である。山芋スーブを嫌っている。食べるための山芋を育てている。彼は心臓が悪くペースメーカーを入れている。それに新型コロナに感染して長い間入院していた。体力の衰えを感じ、山芋栽培をあくらめた。種芋としてとっておいたのを友人にあげた。ところが友人は料理することができないので私に譲った。私は大きい二個の山芋は必要ない。だから、煮て彼にあげる。二個目も煮て半分は彼にあげようと思っている。彼は山芋をマヨネーズなどを塗ってビールのつまみにする。
 妻に料理させればいいと彼に言ったことがある。しかし、妻は千葉県出身で沖縄の山芋を知らない。だから料理のやり方が分からない。だから、料理ができない。妻に弱い男は山芋を食べることをあきらめた。彼の家庭の事情を知った私が山芋を煮ることになった。山芋はジャガイモよりもコクがある。山芋のコクをビールを飲みながら味わってほしい。

 彼にトマトとナスビの話をした。彼の畑でも同じことが起きていた。彼の場合はゴーヤーはひとつだけとても大きくなったが、このゴーヤー以外は実ができなかったという。私のトマト、ナスと同じことがゴーヤーでも起こっていたのだ。今年の梅雨は野菜の実に深刻な影響与えるほどの異常気象なのだ。
 翌日、目覚めた時に大雨だった。ふと、頭によぎったのが琉球王国時代でこのような野菜被害が出れば餓死者が出ていただろうということである。琉球王国時代は地割り制度であり、村から出ることも許されなかった。村によっては餓死者が出ていただろう。戦前なら日本政府が食料援助をして餓死者が出ることはなかっただろう。戦後の米国統治時代も米国の食糧援助で飢えることはなかっただろうと考えた後に、いや沖縄にはサツマイモがある。サツマイモのお陰で沖縄は飢えから救われた。野菜類が収穫できなくてもサツマイモがあるから琉球王国時代の農民も餓死はしなかっただろう。こんなことが目覚めて数分の間頭を駆け巡った。
 サツマイモは中国から沖縄に移入され、それから薩摩藩に渡った。中国からサツマイモを持ってきたのが野国總管である。彼は沖縄の飢えを救った人物として有名である。彼は嘉手納の出身であり、嘉手納町では毎年野国總管まつりを行っている。小学生の時、一人で野国總管まつりに行った。まつりで行うウチナー相撲を見たかったからだ。友達を誘ったが誰も行きたがらなかった。あの頃は村意識が強く、読谷の人間が嘉手納のまつりを見に行くこはなかった。とくに子供は他村に行くのを怖がっていた。私は一人で行った。相撲を見ながら私は眠くなり隣の大人に寄りかかって眠った。私は日射病になっていたのだ。病院に運ばれたがその日で退院した。
 サツマイモは沖縄では唐芋(とういも・からいも)と呼んでいた。その芋が薩摩に渡りサツマイモになったということを先生から聞いた。薩摩藩は中国をイメージさせる唐芋の名を嫌ったのだろう。琉球は支配下にあり琉球芋と名付けるのも嫌い、薩摩芋にしたと思う。サツマイモの名が全国に広がり、沖縄でもサツマイモという。サツマイモの名称にも政治が絡んでいる。
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浦添市議会がデニー知事「ゼレンスキーです」に抗議決議 沖縄の政治を律するための価値ある決議だ 

浦添市議会がデニー知事「ゼレンスキーです」に抗議決議 沖縄の政治を律するための価値ある決議だ 

浦添市議会(比嘉克政議長)は7日の本会議で玉城デニー知事が県の有識者会議で「(ウクライナ大統領の)ゼレンスキーです」と発言したことに対し、抗議の決議をした。決議では、知事の発言について「県民を代表する知事としての節度を超えた、誤解を招きかねない失言であり看過できない」と批判した。抗議に賛成したのは市政与党の自民、公明であり、過半数を超えて賛成多数(19人)で可決した。野党の共産2人は反対している。野党系5人は退席した。

デニー知事はウクライナだけでなく専門家会議にも謝罪するべきである。この問題は保守、左翼の政治問題ではない。県知事としての政治姿勢の問題である。反対した共産党の政治姿勢が問われる。

他の市町村も抗議決議をしてほしいな。沖縄の政治を律するために。

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田原総一朗よ 「停戦交渉」ではない「撤退交渉」だ

田原総一朗よ 「停戦交渉」ではない「撤退交渉」だ

  ジャーナリストの田原総一朗氏は、ウクライナ侵攻が食糧に与える問題について言及した。ウクライナ戦争が秋以後も続けば、多くの途上国が間違いなく飢餓に襲われることになるという。「世界の“食糧危機”を食い止めるためにも停戦交渉をするべき」が田原氏の主張である。それはおかしい。ウクライナ戦争はロシアが侵攻したから始まった。田原氏もロシア侵攻とはっきり言っている。停戦という考えならロシア軍がウクライナに残ることを容認することも含まれている。独裁国家のロシア軍が民主主義国家ウクライナの領土の一部を支配するということである。それではロシアのウクライナ侵略を認めることになる。侵略は絶対に許してはならない。ロシアの支配を拒否し、ロシア軍がウクライナから撤退するのが唯一ウクライナ戦争の解決である。停戦では解決にならない。ロシア軍の撤退がウクライナ戦争を終わらす唯一の解決法だ。

 田原氏は食糧危機をなくす方法として停戦するべきと言っているが停戦しなくても食料危機は救える。食糧危機の原因はウクライナの小麦などが輸出できないからである。輸出できない原因はロシア艦隊がウクライナの港を封鎖しているからである。ロシア艦隊が港を封鎖しないで自由に輸出できれば食糧危機は解決する。
 食糧危機を救うためには停戦交渉ではなく、ロシアとウクライナの港解放の交渉をすることである。そして、国際連合はウクライナの穀物がを安全に輸出できるために艦隊を派遣し、穀物輸送船とロシア艦隊の間に配置することである。
 田原氏はプーチン氏もゼレンスキー氏も停戦に持ち込むことはできないと見ている。だから、バイデン大統領がモスクワに飛び、プーチン氏と対面での交渉をすべきでと述べている。バイデン大統領はモスクワに行かないし、バイデン大統領が交渉しても停戦にはならない。
ゼレンシキー大統領は全占領地の解放を主張している。当然のことだ。唯一の停戦条件はロシア軍のスクライナ撤退しかない。

ウクライナ戦争は民主主義国家ウクライナと独裁国家ロシアの戦争である。独裁国家ロシアのウクライナ侵略を許してはならないとの考えから47の民主主義国がウクライナを軍事支援に立ち上がった。残念ながら日本では田原氏のように民主主義精神が欠落したジャーナリストが多く、独裁国家と民主主義国家を平等に扱う。
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慰安婦問題、辺野古問題の根っこは同じ 左翼の創作

慰安婦問題、辺野古問題の根っこは同じ 左翼の創作

 同じ日に辺野古と慰安婦に関する記事が載った。「シュワブゲート前で『県民大行動』が再開 新基地建設反対訴える」と「権力に狙い撃ちされた元記者の闘いを追って。国家や権力者による一般市民への攻撃を許していいのか?」である。
 「シュワブ・・・」は辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議が半年ぶりにキャンプ・シュワブゲート前で抗議集会を開いたという記事である。「権力に・・・・」は韓国の慰安婦は性奴隷であったと書いた植村隆氏が捏造記者と呼ばれていることへの反論である。
 私は辺野古問題と慰安婦問題に関する本を出版した。「捻じ曲げられた辺野古の真実」と「少女慰安婦像は韓国の恥である」である。沖縄と韓国という遠く離れた場所の問題だから二つにはつながりはないと思うだろう。それは違う。二つには共通することがある。二つとも捏造されていることである。捏造したのは反自民の左翼である。
二つとも巧妙な嘘が展開されていて、嘘を人々に信じさせているのだ。その事実を知った私はネットで本当のことを調べた。それを根拠に批判を展開した。その結果二つの本を出版した。、


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捻じ曲げられた辺野古の真実 570円
少女は朝鮮性奴隷キーセンである 343円

 「捻じ曲げられ・・・」では辺野古埋め立てをしても汚染されないことを説明した。沖縄は海を埋め立てて大きくなった島である。那覇市は国道の西側はほとんどが埋め立て地である。浦添市の新開地は埋め立て地である。糸満市も広大な埋め立て地がある。広大な埋め立て地を埋め立てる時に赤土などの汚染はなかった。糸満市に住んでいる時は埋め立て地で釣りやタコとりをした。若い頃から埋め立てを見てきたから埋め立てが汚染しないことを知っていた。そのことは多くの県民が知っているはずである。ところが辺野古埋め立ては辺野古の海を汚染し、ジュゴンも魚もサンゴも死滅すると主張し、辺野古飛行場建設反対をした。
 辺野古移設反対派は埋め立てすれば汚染すると嘘をつき、嘘を根拠に辺野古移設反対運動をやったのである。埋め立てを始めてから3年になる。辺野古の海は全然汚染されていない。「辺野古・・・」を出版したのは埋め立てが始まる3年前の2015年である。出版から7年を過ぎてはっきりしたのは「辺野古・・・」に書いたことが正しいことである。

 「少女慰安婦・・・」を書いたきっかけは「慰安婦は日本軍の性奴隷」と言われていることを知ったことだった。慰安婦は性奴隷ではないはずだと思った。思った根拠は明治になると士農工商制度が廃止されて平等になったことである。このことは学校で習う。私は学校で習ったことを基本にして考えるタイプである。信じるということではない。
 明治時代になると四民平等になったから女性の売買は禁じたはずだと私は予想した。ネットで売買をしていなかったという事実を探した。
 売春を職業と認め、売春婦には正式な報酬を渡さなければならないとする娼妓取締規則という法律があることを知った。明治政府の四民平等の精神は性産業の女性にも適用していたのだ。それは韓国にも適用していた。貸座敷娼妓取締規則という。
 慰安婦を管理していたのは日本軍である。日本軍は日本の法律を遵守する。日本軍が管理する慰安婦が性奴隷であるはずはない。慰安婦が性奴隷ではなく売春婦であったという映画が見つかった。「春婦伝」である。
映画「春婦伝」で見る慰安婦の実態慰安婦は性奴隷ではなかった。


一九六五年に日活映画「春婦伝」が封切られた。原作者は田村泰次郎で小説は1947年に発表していた。ユーチューブで「春婦伝」を見た。日本軍が管理している売春婦であることが描かれていた。
日本は18歳以上、韓国は17歳以上が慰安婦になることも法律で決めていた。だから、少女慰安婦は存在しなかった。少女慰安婦は日本軍の慰安所ではなく民間の売春宿に居たというとだ。だから、「彼女は慰安婦ではない 違法少女売春婦だ」と書いたのである。出版してから5年経過した。私の本に書いてあることが正しいということが次第に明らかになっている。

辺野古問題と慰安婦問題には共通することがある。両方とも強いある勢力によって嘘の理論がつくり上げられ、嘘を世間に信じさせるため大規模な団体を結成したことである。団体の大掛かりな活動によって多くの市民は嘘を信じ、嘘が政治力をもったのである。
辺野古埋め立ては汚染すると信じた県民は7割以上が埋め立てに反対した。「最終的かつ不可逆的な解決」をうたった日韓合意は「慰安婦は性奴隷」を展開している団体の強力な圧力によって韓国政府は破棄した。左翼がつくり上げた嘘は強大であった。強大であったから沖縄の県民は辺野古埋め立ては海を汚染するを信じ、韓国国民は慰安婦は性奴隷を信じて、沖縄も韓国も左翼が政権を握ったのである。
しかし、嘘は所詮嘘である。報道が自由な議会制民主主義社会では嘘は次第に暴かれていく。左翼政権が続く中でゆっくりと嘘は暴かれていった。だから、韓国大統領選では左翼候補が敗北したし、地方選挙では敗北した。沖縄で辺野古のある名護市長選で左翼は敗北した。支持率が次第に減少していったのが辺野古埋め立て反対、慰安婦は性奴隷を展開してきた左翼の支持率である。
左翼は政治家、活動家、学者、ジャーナリスト、文化人など幅広い分野に存在し活動している。支持率が減少していても、左翼は政治、文化、ジャーナリズムの世界で活動して支持を確保している。

「権力に狙い撃ちされた元記者の闘いを追って。国家や権力者による一般市民への攻撃を許していいのか?」は1991年に「慰安婦は性奴隷」を最初に記事にした植村隆氏が「捏造記者」と言われ、裁判で敗北したことに対する批判を展開している。
植村氏が裁判で負けると権力が間違っていると主張し、
「捏造をしていない植村氏に捏造記者というレッテルを貼ったこと行為自体が実は捏造である」と捏造記者を捏造したとやり返す。植村氏が捏造記者であるのは明らかである。慰安婦ではない女性を慰安婦に捏造したのである。植村氏が慰安婦であったとしたのは金学順である。彼女は1939年(15歳)の時に40円で売られて妓生巻番の養女になった。彼女は妓生になったのである。妓生は性奴隷である。1941年(17歳)の時に養父に中国ならお金が稼げるだろうと中国に行く。彼女は中国の売春宿に売られた。彼女が性奴隷であったのは売られて妓生になったからである。慰安婦だったからではない。日本兵を相手にしたというが民間の売春宿でも日本兵を客としていた。植村氏は妓生を慰安婦にでっち上げたのである。植村氏は捏造記者である。だから、裁判にも負けた。捏造を捏造と指摘すれば指摘が捏造であるとまたまた捏造するのが左翼である。
 事実を捏造して捏造を信じさせるのが左翼である。そんなことを続ければ支持率は下がっていく。それが現実である。沖縄でも韓国でも左翼の支持率は下がっている。
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ロシアのウクライナ侵攻が日本共産党をピンチに追い込む


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ロシアのウクライナ侵攻が日本共産党をピンチに追い込む 
ロシアがウクライナ侵攻した。ロシア革命が起こって共産党一党独裁国家が誕生した。ロシア革命の強い影響で100年前に誕生したのが日本共産党である。
日本共産党を誕生させたロシアがウクライナに侵攻したのである。ロシア侵攻は確実に共産党の支持率に影響するだろう。志位委員長はロシア入国を禁止されたリストに入っていることについて、
「私もリストに入っているようだ。私が行ってきたロシア批判は国連憲章と国際法に基づく当然の批判だ。自らに都合が悪いものだからと入国禁止とは、国際的孤立を自ら深める愚かな行動だ》
と述べ、ロシア批判をやってきたことを強調している。そうであるなら共産党の支持率は落ちないはずである。支持率は落ちるかそれとも落ちないか。それが問題である。
志位委員長の説明を信じれば共産党の支持率は延びることになる。。信じる国民はどのくらいいるだろうか。そもそも志位委員長の主張を知っている国民がどのくらいいるだろうか。共産党員や赤旗読者は志位委員長の説明を知っているだろうが多くの国民は知らないだろう。
 多くの国民は日本共産党とロシアは関係が深いと思っている。プーチン大統領のロシアがウクライナ侵攻をやった。ロシアと関係が深いと思っている国民は共産党を支持しなくなるだろう。ロシアのウクライナ侵攻で共産党の支持率が下がるのは確実である。
 共産党の党員数と「しんぶん赤旗」読者数の30年間の推移である。


 30年間で党員数は49万人から26万人と約半分減り、しんぶん赤旗読者は300万人から100万人と⒊分の1に減っている。グラフを見れば共産党支持の減少傾向はずっと続いていることが分かる。共産党への国民の支持は30年間下がり続けているのだ。国民は共産党が国民生活に貢献する政党とは考えていない。一方ロシアと深い関係があると信じている国民は多い。ソ連は崩壊した。共産党がつくる社会はソ連のように崩壊するだろうと考える国民は多いだろう。
 ロシアがウクライナ侵攻したことについて「やっぱりロシアは・・・・」とロシアが独裁国家で他の国に侵略する国であると思っただろう。ロシアと関係が深いはずの日本共産党の正体はそんなロシアに近いと思った国民は多いはずである。
 ウクライナ侵攻に支持率低下の危機感を抱いている志位委員長は必死にプーチンの言動は共産主義とは関係ないことを力説している。
「(プーチンは)ロシア帝国やスターリンの覇権主義の信奉者」
「共産主義とはいかなる意味でもまったく無関係だ」
と講演で力説し、共産党が「中国による覇権主義」と戦ってきたとも主張している。志位委員長はロシアや中国と距離を置こうと懸命なのである。
共産党は反米主義である。ロシアと中国とも距離を取るとなると共産党は社会主義と民主主義の両方と距離を取ることになる。共産党がどんな社会を目指しているか不明になる。共産党は社会主義国家を目指すことをずっと公言してきた。綱領にも明記している。ソ連の後継であるロシア、中国は社会主義である。ロシア、中国の振る舞いは日本共産党のイメージまで悪化させかねない状態である。社会主義、共産主義と決別できない共産党だからロシア、中国は共産主義ではない、覇権主義であると共産党と引き離すのに懸命である。

共産党は共産主義から転換すべき時期であると指摘する学者がいる。中北浩爾・一橋大教授である。
共産党は「しんぶん赤旗」の発行部数が減り、党財政を直撃している。そして、、2015年の安保法制反対運動に始まる野党共闘も行き詰まっている。この二つの問題を解決するためには共産主義から転換しなければならないと中北教授は指摘する。中北教授は民主的社会主義か中道左派の社会民主主義に移行しなければならないと唱える。でも、中北教授の提案は的外れである。
中北教授が提案する政党はすでに存在した政党である。民主社会党は過去にあったし、社会民主党は日本社会党が改称した政党であり、存続が危ぶまれている政党である。二つの政党は共産党よりも存続できない政党である。共産党を改名することはできないだろう。
議会制民主主義が浸透している日本では社会主義、共産主義は通用しない。それを知らない中北教授である。まあ、学者とはそんなものだ。
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ロシアのウクライナ支配を容認する「武器取引反対ネットワーク(NAJAT)」 最低だね

ロシアのウクライナ支配を容認する「武器取引反対ネットワーク(NAJAT)」 最低だね

 ロシアのウクライナ侵攻は短期間でロシアが制圧して終わるはずだったのにNATOの武器支援で長期化してしまっている。武器支援は欧米の軍需産業が巨額な利益を得ている。NAJATはこのことを問題にしている。米国やNATOの巨額な武器支援がなければ戦争は長引くことはなかった。すでに停戦していただろうとNAJAT代表の杉原浩司さんは指摘する。杉原氏は戦争が長引いていること。その裏では軍需産業が巨額な利益を得ていることを問題にしている。早く停戦して軍需産業が儲けることを止めさせろというのである。早く停戦するということはロシアの目的であるウクライナ支配が実現するということである。
 ウクライナ国民は自由と民主主義を守るために自分の命は失っていい覚悟で戦っている。杉原氏は自由、民主主義よりも命が大事、ロシアの奴隷になってみもいいから軍需産業を儲けさせないために戦争を止めろと言っているのである。最低だね。
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日本防衛のために存在する米軍基地は紙の上の沖縄にある 現実の沖縄にはアジア防衛の米軍基地がある


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日本防衛のために存在する米軍基地は紙の上の沖縄にある 現実の沖縄にはアジア防衛の米軍基地がある
 
私が高校生の時、ベトナム戦争が激しくなっていた。嘉手納飛行場の爆音は激しかった。嘉手納飛行場から1キロ近く離れた場所に住んでいてもテレビの音は聞こえにくく、大声で話していた。
 高校3年生の時、クラスの意見発表会である生徒が沖縄に米軍基地があるのは沖縄が東アジアの扇の要の位置にあるからだということを発表した。沖縄の北は朝鮮、日本があり、南はベトナム、台湾、フィリピンなどがあり、沖縄の米軍はそれらの国が戦争になればすぐに沖縄から現地に向かうということを話した。私は沖縄が軍事的には扇の要の位置にあるという理論に納得した。55年前のことである。
 空中給油ができるようになったので東アジアにとどまらず中近東まで嘉手納飛行場から戦闘機は飛んでいく。急に嘉手納飛行場のエンジン調整が激しくなったので不思議に思っていたらアフガニスタン戦争が始まった。米軍戦闘機は嘉手納飛行場からアフガンまで飛んでいった。
 沖縄の米軍基地は戦闘機が飛んでいけるアジアの広い地域の民主主義を守っている。それが沖縄の米軍基地の役割りである。ところが沖縄の米軍基地は日本を守るためにあるという紙の上の沖縄が広がっている。
 紙の上の沖縄で最初に強調するのが日本の領土の0.2%しかない沖縄に70%の米軍基地があるということである。それは現実ではない。この理屈には米軍が自衛隊と共同使用している基地は含まれない。米軍は広い北海道の自衛隊基地で激しい軍事訓練をしている。沖縄の米軍基地より広い。これらの基地を含めると沖縄の米軍基地は20%である。20%ではインパクトが小さい。やはり沖縄の米軍基地が大きいことをイメージさせるには70%がいい。領土の0.2%しかない沖縄に70%の米軍基地があるがインパクトが強い。
 米軍基地が沖縄に集中しているのを防ぐために本土に分散移転させるべきであると主張しているのが紙の上の沖縄である。本土への分散移転を正当化するために沖縄の米軍基地は日本防衛が目的であるとしているのだ。日本防衛だから本土も米軍基地を負担するべきであるというのである。
本土の米軍基地を減らしていって沖縄の米軍基地を増やしていったのは不平等であるし、沖縄いじめであると主張する。
 本土の米軍基地を減らしていったのは自衛隊を増強していったからである。米国としては日本の防衛は自衛隊にしてほしい。だから自衛隊の増強に米国は賛成し、自衛隊の増強に合わせて本土の米軍は減らしていった。
 沖縄の米軍基地は日本ではなくアジアの社会主義拡大を防ぐ目的があったからそのまま維持してきた。本土は米軍基地は減っていったが自衛隊が強化されたので日本の防衛は強化された。
 
 沖縄の米軍基地が日本防衛のために存在しているというのは左翼がつくった紙の上の沖縄の米軍基地である。現実の沖縄の米軍基地はアジア防衛が目的である。ベトナム戦争の時は沖縄の米軍はベトナムで戦った。カンボジア紛争、フィリピン紛争の時も沖縄から米軍は現地に向かった。アフガン戦争の時もアフガンに嘉手納飛行場から戦闘機が飛んだ。韓国と北朝鮮が戦争になれば嘉手納飛行場から戦闘機が、普天間飛行場から海兵隊を乗せたオスプレイが飛び立つのは確実である。
 紙の上の沖縄の米軍基地は本土防衛のために存在するが現実の米軍基地はアジア防衛のために存在する。

 紙の上の沖縄にはおもしろい話がある。辺野古に新基地をつくれば有事の時にミサイル攻撃されるというのだ。共産党の志位委員長は辺野古でそんなことを言った。辺野古にミサイルが飛んでくる。だから、辺野古に米軍基地をつくるなというのである。
 紙の上の沖縄では辺野古の新基地にミサイルが飛んでくるのである。現実の沖縄なら真っ先に飛んでくるのはアジア最大の米軍基地である嘉手納飛行場である。辺野古に新基地をつくらないなら普天間飛行場が移設できないから普天間飛行場にミサイルが飛んでくるだろう。読谷村にはアジア最大の通信基地トリイステーションがある。トリウステーションにもミサイルは飛んでくる。紙の上の沖縄では辺野古新基地にミサイルが飛んでくるが現実の沖縄なら嘉手納飛行場など多くの米軍基地にミサイルは飛んでくる。有事になれば辺野古基地があろうがなかろうが沖縄はミサイル攻撃にさらされる。それが現実の沖縄である。
 紙の上の沖縄では有事になると辺野古新基地にミサイルが飛んでくる。沖縄が有事になるというのである。現実の沖縄が有事になるか・・・答えはノーである。沖縄が有事になる可能性はほとんどない。
沖縄の米軍基地にミサイル攻撃するということは米国と戦争するということである。アジアに米国と戦争する国があるだろうか。あるとすればアジア最大の国家であり米国と対立している中国である。中国は米国と戦争するか。その気になることがあるか。戦争の可能性はあるか。結論をいうと可能性はない。米国と戦争する気があるなら中国はすでに台湾に侵攻している。中国が台湾に侵攻しないのは米国と戦争したくないからだ。軍事力では米国がはるかに上だ。それに中国と米国なら核戦争になる。中国は絶対に米国とは戦争をしない。
ロシアも米国とは戦争を避ける。ウクライナはNATOに加盟していない。ウクライナに侵攻しても米国との戦争は避けられると確信していたからプーチン大統領はウクライナに侵攻したのである。
ロシアも中国も米国との戦争は避ける。米国と戦争する国はないということだ。ところか紙の上の沖縄では有事になればミサイルを撃ち込む国があるというのである。嘉手納飛行場ではなく辺野古の新基地にである。現実とかけ離れた紙の上の沖縄ある。苦笑してしまう。
紙の上の沖縄を描いているのは学者、ジナーリスト、左翼政治家など知的階級の人々である。まあ、知的階級の人々だから現実ではなく文字上の沖縄を見つめ、紙の上の沖縄をつくり上げたのだろうな。

 沖縄の米軍基地にミサイルを撃ち込む国は現実には存在しない。だから、有事は起こらない。辺野古基地にミサイルが飛んでくることはないというこだ。紙の上の沖縄と現実の沖縄の決定的な違いである。
戦後75年間沖縄が戦争に巻き込まれたことは一度もない。巻き込まれる恐れもなかった。沖縄に住んできたからはっきり言える。理由は沖縄には世界最強の米軍の基地があったからだ。
そういえば、最近は中国の船が尖閣諸島の領海に侵入しているし、中国人が尖閣に上陸したこともある。実は米民政府が統治していた復帰前にはそのようなことは全然なかったそうだ。米軍が沖縄の領海を守っていたからである。祖国復帰して沖縄の防衛は日本がやるようになると中国が侵入するようになったのである。これは事実である。

中国人民解放軍が金門島に侵攻しようとして砲撃を行ったことにより台湾で起きた戦闘がある。人民解放軍による砲撃は1979年までの約21年間にわたって定期的に続けられた。あの時は戦争が起きてもおかしくない状態だった。米国はもし中国が台湾に侵攻したら米軍は中国軍と戦うと宣言していた。中国の台湾進攻を防いだのは米国だった。台湾有事になれば米軍は中国軍と戦う。沖縄の米軍基地から台湾に出動するのは確実である。米国と戦争したくないから中国は台湾に侵攻しない。

紙の上の沖縄の米軍基地と現実の米軍基地とはあまりにもかけ離れている。所詮は紙の上のことだから現実とはほとんど関連性はない。紙の上の沖縄は紙の上だけの沖縄である。
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