ロシアのウクライナ侵攻が日本共産党をピンチに追い込む


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ロシアのウクライナ侵攻が日本共産党をピンチに追い込む 
ロシアがウクライナ侵攻した。ロシア革命が起こって共産党一党独裁国家が誕生した。ロシア革命の強い影響で100年前に誕生したのが日本共産党である。
日本共産党を誕生させたロシアがウクライナに侵攻したのである。ロシア侵攻は確実に共産党の支持率に影響するだろう。志位委員長はロシア入国を禁止されたリストに入っていることについて、
「私もリストに入っているようだ。私が行ってきたロシア批判は国連憲章と国際法に基づく当然の批判だ。自らに都合が悪いものだからと入国禁止とは、国際的孤立を自ら深める愚かな行動だ》
と述べ、ロシア批判をやってきたことを強調している。そうであるなら共産党の支持率は落ちないはずである。支持率は落ちるかそれとも落ちないか。それが問題である。
志位委員長の説明を信じれば共産党の支持率は延びることになる。。信じる国民はどのくらいいるだろうか。そもそも志位委員長の主張を知っている国民がどのくらいいるだろうか。共産党員や赤旗読者は志位委員長の説明を知っているだろうが多くの国民は知らないだろう。
 多くの国民は日本共産党とロシアは関係が深いと思っている。プーチン大統領のロシアがウクライナ侵攻をやった。ロシアと関係が深いと思っている国民は共産党を支持しなくなるだろう。ロシアのウクライナ侵攻で共産党の支持率が下がるのは確実である。
 共産党の党員数と「しんぶん赤旗」読者数の30年間の推移である。


 30年間で党員数は49万人から26万人と約半分減り、しんぶん赤旗読者は300万人から100万人と⒊分の1に減っている。グラフを見れば共産党支持の減少傾向はずっと続いていることが分かる。共産党への国民の支持は30年間下がり続けているのだ。国民は共産党が国民生活に貢献する政党とは考えていない。一方ロシアと深い関係があると信じている国民は多い。ソ連は崩壊した。共産党がつくる社会はソ連のように崩壊するだろうと考える国民は多いだろう。
 ロシアがウクライナ侵攻したことについて「やっぱりロシアは・・・・」とロシアが独裁国家で他の国に侵略する国であると思っただろう。ロシアと関係が深いはずの日本共産党の正体はそんなロシアに近いと思った国民は多いはずである。
 ウクライナ侵攻に支持率低下の危機感を抱いている志位委員長は必死にプーチンの言動は共産主義とは関係ないことを力説している。
「(プーチンは)ロシア帝国やスターリンの覇権主義の信奉者」
「共産主義とはいかなる意味でもまったく無関係だ」
と講演で力説し、共産党が「中国による覇権主義」と戦ってきたとも主張している。志位委員長はロシアや中国と距離を置こうと懸命なのである。
共産党は反米主義である。ロシアと中国とも距離を取るとなると共産党は社会主義と民主主義の両方と距離を取ることになる。共産党がどんな社会を目指しているか不明になる。共産党は社会主義国家を目指すことをずっと公言してきた。綱領にも明記している。ソ連の後継であるロシア、中国は社会主義である。ロシア、中国の振る舞いは日本共産党のイメージまで悪化させかねない状態である。社会主義、共産主義と決別できない共産党だからロシア、中国は共産主義ではない、覇権主義であると共産党と引き離すのに懸命である。

共産党は共産主義から転換すべき時期であると指摘する学者がいる。中北浩爾・一橋大教授である。
共産党は「しんぶん赤旗」の発行部数が減り、党財政を直撃している。そして、、2015年の安保法制反対運動に始まる野党共闘も行き詰まっている。この二つの問題を解決するためには共産主義から転換しなければならないと中北教授は指摘する。中北教授は民主的社会主義か中道左派の社会民主主義に移行しなければならないと唱える。でも、中北教授の提案は的外れである。
中北教授が提案する政党はすでに存在した政党である。民主社会党は過去にあったし、社会民主党は日本社会党が改称した政党であり、存続が危ぶまれている政党である。二つの政党は共産党よりも存続できない政党である。共産党を改名することはできないだろう。
議会制民主主義が浸透している日本では社会主義、共産主義は通用しない。それを知らない中北教授である。まあ、学者とはそんなものだ。
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ロシアのウクライナ支配を容認する「武器取引反対ネットワーク(NAJAT)」 最低だね

ロシアのウクライナ支配を容認する「武器取引反対ネットワーク(NAJAT)」 最低だね

 ロシアのウクライナ侵攻は短期間でロシアが制圧して終わるはずだったのにNATOの武器支援で長期化してしまっている。武器支援は欧米の軍需産業が巨額な利益を得ている。NAJATはこのことを問題にしている。米国やNATOの巨額な武器支援がなければ戦争は長引くことはなかった。すでに停戦していただろうとNAJAT代表の杉原浩司さんは指摘する。杉原氏は戦争が長引いていること。その裏では軍需産業が巨額な利益を得ていることを問題にしている。早く停戦して軍需産業が儲けることを止めさせろというのである。早く停戦するということはロシアの目的であるウクライナ支配が実現するということである。
 ウクライナ国民は自由と民主主義を守るために自分の命は失っていい覚悟で戦っている。杉原氏は自由、民主主義よりも命が大事、ロシアの奴隷になってみもいいから軍需産業を儲けさせないために戦争を止めろと言っているのである。最低だね。
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